2024.01.24

イースト2位のバックスが就任1年目のエイドリアン・グリフィンHCを解任

グリフィンHCが解任[写真]=Getty Images
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 1月24日(現地時間23日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスは、エイドリアン・グリフィンHC(ヘッドコーチ)を解任したことを発表した。

 49歳のグリフィンHCは、昨シーズンまでシカゴ・ブルズやオクラホマシティ・サンダー、トロント・ラプターズなどでアシスタントコーチ(AC)としての経験を積み、今シーズンからバックスの指揮官へ就任したばかり。

 ヤニス・アデトクンボデイミアン・リラードというスーパースターを擁するバックスは、23日を終えた時点でイースタン・カンファレンス2位の30勝13敗、ここ6戦で5勝1敗と白星先行の戦績を残していた。

 ただ、オフェンシブ・レーティングこそ昨シーズンの114.3(リーグ15位)から同2位の120.6まで上昇も、ディフェンシブ・レーティングは昨シーズンの110.9(同4位)から116.8(同22位)までダウンしており、ここ4戦で130失点以上を3度も喫しており、ディフェンス面で苦戦。

 バックスのジョン・ホーストGM(ゼネラルマネージャー)はリリースのなかで「シーズン中に決断するのは難しいことでした。我々はすぐさま次のヘッドコーチを雇うべく動いていきます。コーチ・グリフィンのハードワークとチームへの貢献に感謝します」と述べており、後任を招へいして正式に就任するまではジョー・プランティACが代理で指揮を執ることになるという。

 アデトクンボ、リラードの周囲にもクリス・ミドルトンブルック・ロペスボビー・ポーティスマリーク・ビーズリーキャメロン・ペインジェイ・クラウダーといった実力者が多数そろうバックスは、今シーズンの優勝候補の一角。

 気になる後任候補だが、『TNT』のクリス・ヘインズ記者によると、ドック・リバースを筆頭に、ジェフ・バン・ガンディ、ネイト・マクミランが浮上しているという。バックスが次期HCを誰に託すのか注目したいところだ。