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1月24日(現地時間23日)、ミルウォーキー・バックスを率いるエイドリアン・グリフィンヘッドコーチの解任が発表。イースタン・カンファレンスの2位に位置する強豪で起きた一件に、球界からは注目が集まった。
昨シーズンまでシカゴ・ブルズ、オクラホマシティ・サンダー、トロント・ラプターズなどでアシスタントコーチを務めあげ、今シーズンからついにバックスの指揮官に就いたグリフィン。解任時点で30勝13敗と大きく勝ち越し、HCの1年目として好調なスタートを切っていた。
NBAインサイダーのクリス・ヘインズ記者によると、今シーズンから導入されたインシーズン・トーナメントで敗退したあと、グリフィンHCはヤニス・アデトクンボら主力メンバーに「犠牲が足りなかった」と話した模様。このコメントからグリフィンHCと選手の間で不和が生じ、球団は指揮官を変える判断を下したようだ。
43試合での契約解除はリーグに衝撃を与え、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズを指揮するダービン・ハムHCも反応。「彼はいい人で、いつも僕と仲良くしてくれるし、あの席に座るために一生懸命働いてきた」と、同僚の解任劇に感傷的なコメントを寄せた。現地メディア『Lakers Nation』が伝えている。
一方のレイカーズも今シーズンは22勝23敗と難しい日々を過ごしており、ハムHCも「とはいえ、自分の皿がいっぱいなときは人の顔色をうかがうなと、祖母からいつも言われていたんだ」と、自らのチームに集中することが重要と考えているようだ。
「今は思うような結果が出ていない。継続は重要だし、コミュニケーションも必要不可欠。コミュニケーションと互いに協力しあうこと、これが継続性を生む。私は解任を決断するその場にいなかったから何が原因なのかは分からないが、彼ら(バックス)は必要な動きだと考えたんだろう。両者の健闘を祈るよ」
グリフィンHCと同じくACを長きにわたって務め、ついに指揮官のチャンスをつかんだハムHCには、バックスで起きた騒動に思うところがあったのだろう。バックスは新たな指揮官として、リーグでの経験が長いドック・リバースを迎えている。
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