2024.02.18

ハリバートンのラストショットが決まり「チーム・ペイサーズ」がスキルズチャレンジ制覇

地元インディアナ・ペイサーズの選手たちが優勝を手にした[写真]=Getty Images
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 2月18日(現地時間17日)、インディアナ州インディアナポリスで「NBAオールスター2024」が開催され、サタデーナイトイベントの「スキルズチャレンジ」が行われた。

 パスやドリブル、シュート力といったバスケットボールの技術を競い合う「スキルズチャレンジ」は、2022年からは3選手1組でのチーム戦で開催。3つのラウンドを行い、各チャレンジで獲得した合計ポイントが最も高いチームが王座に輝く。

 出場チームには、パオロ・バンケロ(オーランド・マジック)、アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)と、ドラフト全体1位指名された選手で構成された「チーム・トップピックス」、タイリース・ハリバートンベネディクト・マサリンマイルズ・ターナーと、地元インディアナ・ペイサーズの選手で結成された「チーム・ペイサーズ」、そしてスコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)、タイリース・マクシー(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)と19日のオールスター本戦へ出場する選手たちで形成された「チーム・オールスターズ」が名を連ねた。

 ファーストラウンドでは、障害物が設置されたコースを3選手がリレー形式でつなぐタイムアタック。トップバッターの「チーム・オールスターズ」はミスを連発するも、基準となる1分18秒で完走する。後続の「チーム・トップピックス」はこのタイムを切ることができなかったが、最後に挑戦した「チーム・ペイサーズ」は大きなミスもなく、約11秒を残してフィニッシュし、100ポイントを獲得した。

 パスのスキルが求められるセカンドラウンドでは、各チームの3選手が同時に挑戦。30秒の間に3つの的にパスを通し、合計得点を争った。ここでは「チーム・オールスターズ」と「チーム・ペイサーズ」が74点で同点となり、オーバータイムへ突入。延長戦では「チーム・オールスターズ」が90点を叩き出すが、「チーム・ペイサーズ」が92点とわずかに上回り、ここでも100ポイントを手にした。

 ファイナルラウンドでは、各チーム3選手がそれぞれポイントが異なる5つのスポットからシュートを放ち、1分間の制限時間内で合計ポイントを競う。「チーム・トップピックス」が19点、「チーム・ペイサーズ」が11点を記録すると、33点でこのラウンドを制した「チーム・オールスターズ」が200ポイントを獲得。これにより、獲得ポイントが並んだ「チーム・ペイサーズ」と延長ラウンドに臨んだ。

 2チームで争われた延長ラウンドでは、各チーム3選手がハーフコートショットを放ち、決めるまでのタイムを競った。「チーム・オールスターズ」はマクシーがショットを決め、基準となる58.8秒を記録。続く「チーム・ペイサーズ」は約20秒を残し、ハリバートンのショットがリングへ吸い込まれ、スキルズチャレンジを制した。

 2022年のクリーブランド・キャバリアーズ、2023年のユタ・ジャズと、3年連続で開催地を本拠地に置く地元チームが優勝を手にしている。