2024.02.17

ペイサーズOBのレジー・ミラーがハリバートンに期待「彼はみんなを団結させるんだ」

ペイサーズを引っ張るハリバートン[写真]=Getty Images
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■「彼ならチャンピオンシップをもたらしてくれると信じている」

 2月17日(現地時間16日、日付は以下同)。インディアナ州インディアナポリスで「NBAオールスター2024」が幕を開け、「Paniniライジングスターズ2024」では開催地インディアナを本拠地に置くペイサーズのベネディクト・マサリン(チーム・ジェイレン)が満場一致でMVPに選ばれた。

 翌18日にはオールスターサタデーが行われ、スキルズチャレンジでは「チーム・ペイサーズ」としてマサリン、マイルズ・ターナータイリース・ハリバートン、3ポイントコンテストでもハリバートンが出場予定で、19日のオールスターゲームでもハリバートンがペイサーズを代表してプレーする。

 ペイサーズ在籍3年目を迎えた今シーズン。バリバートンは平均21.8得点3.9リバウンド11.7アシスト1.0スティールを残し、イースタン・カンファレンスのガード部門で文句なしのスターター選出を飾った。

 17日。インディアナポリスでペイサーズのレジェンドとして知られるレジー・ミラーが記者会見に登場。チーム一筋18シーズンをプレーし、通算2万5279得点や1389試合、4万7619分、4141アシスト、1505スティールに3ポイントシュート成功2560本など多くの部門で球団最多記録を保持する男は、2005年に現役を引退し、『Turner Sports』でブロードキャスターとして19年目を迎えた。

ペイサーズのレジェンドとして知られるミラー[写真]=Getty Images

 2012年にバスケットボール殿堂入りし、75周年記念チームにも選ばれたミラーは「彼ならこのチームへチャンピオンシップをもたらしてくれると私は心底信じている」と、ハリバートンへ期待を寄せていた。

 ペイサーズはABA時代に3度の優勝を飾ったものの、NBA加入後は優勝に届いていない。ミラー、そしてライジングスターズでチーム・ジェイレンの指揮を執ったジェイレン・ローズ(元ペイサーズほか)を中心としたチームが2000年にイーストを制してNBAファイナルへ勝ち上がるも、ロサンゼルス・レイカーズに敗退。

 現在、ペイサーズはハリバートンを中心とした布陣で4年ぶりのプレーオフ進出を目指している最中で、イースト6位の31勝25敗でオールスターブレイクを迎えている。ロスターにはパスカル・シアカムやターナー、マサリンらがいるのだが、チームの看板はやはりハリバートン。

 そんなオールスターガードについて、ミラーは「彼はみんなを団結させるんだ」と高く評価していた。

「チームメートたちが彼へ視線を向けるやり方は、まるでレブロン(ジェームズ/レイカーズ)や(ニコラ)ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ヤニス(アデトクンボ/ミルウォーキー・バックス)のようだ。あの男がいれば、我々はどんなことだってできる。私はそう見ている」

 ハリバートンという23歳のオールスターガードが中心となり、ペイサーズが球団史上初のNBAチャンピオンになることができるのか。まずはプレーオフへ駒を進めることが目標ながら、ミラーが現在のチームに大きな期待を寄せていることは間違いない。

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