2023.12.16
8月25日から9月10日にかけて、フィリピン、日本、インドネシアで開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で、アメリカ代表は4位に終わった。
2019年の中国大会(7位)に続き、アメリカは2大会連続でメダル獲得を逃したことで、大会名称が世界選手権だった1963、1967、1970年の3大会連続に続き、同国史上2度目の屈辱を味わうことに。
そうしたなか、9月12日(現地時間11日、日付は以下同)に『The Athletic』は、すでに出場が決まっている「2024年パリオリンピック」に向けて、アメリカが豪華メンバーを送り込む可能性があると報じた。
同メディアはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が来年のパリ五輪出場の準備ができており、再びアメリカ代表でプレーすることに強い関心を示していると報道。さらにレブロンはNBAのスター選手たちにも声をかけており、現時点でステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)も出場をコミットする準備が整っているという。
ワールドカップで2大会連続のメダル獲得なしに終わったアメリカが、オリンピック5連覇を達成すべく、来夏にNBAのスーパースター軍団で臨む可能性は大いにあると言えるだろう。
ちなみに、その先陣役となりそうなレブロンは、今年の年末に39歳を迎える。昨シーズンも平均28.9得点8.3リバウンド6.8アシストを残した“キング”は、NBAキャリア20年目の選手として超人的な活躍を見せたのだが、レギュラーシーズン82試合のうち、ケガのため55試合の出場に終わっていたことは気がかり。
では、アメリカ代表として、これまでワールドカップ(世界選手権を含む)、オリンピックに出場してきた最年長選手は誰なのか。18日に『Hoops Hype』へ公開された記事のなかから、最年長トップ10選手たちを紹介していきたい。
※年齢は大会初日を迎えた時点、所属NBAチームは省略
1位.レジー・ミラー(2002年世界選手権):37歳と5日
2位.ラリー・バード(1992年オリンピック):35歳と231日
3位.ジェイソン・キッド(2008年オリンピック):35歳と140日
4位.ドミニク・ウィルキンズ(1994年世界選手権):34歳と205日
5位.ジョン・ストックトン(1996年オリンピック):34歳と116日
6位.ティム・ハーダウェイ(2000年オリンピック):34歳と16日
7位.ウェンデル・アレクシス(1998年世界選手権):33歳と363日
8位.コービー・ブライアント(2012年オリンピック):33歳と340日
9位.チャウンシー・ビラップス(2010年世界選手権):33歳と337日
10位.アントニオ・デイビス(2002年世界選手権):33歳と302日
最年長がミラーの37歳のため、もし来夏39歳のレブロンがパリオリンピック出場となれば、この最年長記録を大きく塗り替えることとなる。
また、基本的にNBA選手たちで構成されるアメリカ代表は、NBAチームでプレーする時と比較して出場時間が短くなる傾向にあるとはいえ、トップ10にはキッド、ストックトン、ハーダウェイ、ビラップスという4人のポイントガードがランクイン。
『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者によると、ウォリアーズのクリス・ポールも出場に前向きと報じていることから、もし38歳の大ベテランも来年5月に39歳を迎えてロスター入りとなれば、レブロンに次ぐ歴代2位の最年長選手、そして歴代最年長のポイントガードとなる。
今から約1年後。アメリカ代表はどんなロスターをオリンピックへ送り込むのか。そしてレブロンやカリー、デュラントといったスーパースターたちの共演が実現するかも気になるところだ。
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