2023.10.23
10月6日(現地時間5日)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが、アメリカ代表の一員として「2024年パリオリンピック」でプレーすることをコミットした。
この日エンビードはUSAバスケットボールのマネージング・ディレクター、グラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)へその旨を伝え、自身のソーシャルメディアへこう綴っていた。
「本当に誇らしいし、この決断にワクワクしている。簡単なことではなかった。俺はカメルーン(出身国)、フランス、アメリカから声をかけてもらっていて、恵まれている。家族と話し合った末、俺はチームUSAになることが運命なんだと分かった。
このリーグにいる兄弟たちとプレーしたい。自分のファンのためにプレーしたいんだ。それはここへやって来た初日から、彼らが俺にとって素晴らしい存在だったからなんだ。だが何よりも大事なのは、息子がアメリカで生まれたこと。俺が初めてオリンピックでプレーしたことを息子へ知ってもらいたい」
I’m really proud and excited about this decision. It was not easy. I am blessed to call Cameroon, France, and the USA home. After talking to my family, I knew it had to be Team USA. I want to play with my brothers in the league. I want to play for my fans because they’ve… pic.twitter.com/6VHSQTKVl3
— Joel Embiid (@JoelEmbiid) October 5, 2023
エンビードはカメルーン、フランス、アメリカのうち、どの国の代表チームでオリンピックへ出場するかが注目されていたスーパースター。フランスとアメリカはすでにオリンピック出場を決めており、開催国フランスの一員としてルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)とのトリプルタワーを形成することも予想されていたのだが、アメリカ代表入りを選択することとなった。
NBAキャリア7年を誇る29歳のエンビードは、213センチ127キロのビッグマン。2021-22シーズンに平均30.6得点を残して外国籍出身選手としてNBA史上初の得点王に輝くと、翌2022-23シーズンもリーグトップの平均33.1得点に10.2リバウンド4.2アシスト1.0スティール1.7ブロックをたたき出し、MVPに選ばれた。
今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で4位に終わったアメリカにとって、リーグ最高級のビッグマンがオリンピックでロスター入りすることは大会5連覇を目指すうえで“最高の補強”となるかもしれない。
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