2023.11.01
10月6日(現地時間5日、日付は以下同)。フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが、アメリカ代表の一員として「2024年パリオリンピック」でプレーすることを発表した。
今夏の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で大会4位に終わり、メダル獲得を逃したアメリカにとって、昨シーズンにMVPを獲得したリーグ最高級のビッグマンがロスター入りすることは、オリンピック5連覇を目指すうえで大きな要素となるだろう。
というのも、エンビードは213センチ127キロというサイズを誇り、ポストプレーからドライブ、ジャンパー、3ポイントシュート、フリースローと難なくこなし、豊富なスキルも備わったリーグ最高級のビッグマンだからだ。
ペリメーターや3ポイントラインまで出て相手選手を追いかけ回すことはほぼないものの、ペイントエリアにおける存在感は申し分なく、ブロックショットやリバウンドで十二分に期待できる。
今夏のワールドカップではジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)、ウォーカー・ケスラー(ユタ・ジャズ)、パオロ・バンケロ(オーランド・マジック)らが主にセンターを務めていたのだが、攻防兼備、しかもどちらもハイレベルに備えたエンビードの加入は唯一とも言える懸念を解消することになるかもしれない。
3日のメディアデイを終えた時点で、パリオリンピックに向けて出場を希望する発言をしたNBA選手たちは豪華そのもの。ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー、フェニックス・サンズのケビン・デュラントという複数回の優勝を誇るスーパースターたちが一堂に会する可能性がある。
しかも、マイアミ・ヒートのバム・アデバヨ、シカゴ・ブルズのデマー・デローザンとザック・ラビーン、サンズのデビン・ブッカーとブラッドリー・ビール、ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウン、クリーブランド・キャバリアーズのドノバン・ミッチェル、ミルウォーキー・バックスのクリス・ミドルトンとブルック・ロペス、ニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドル、デンバー・ナゲッツのアーロン・ゴードン、ヒューストン・ロケッツのフレッド・バンブリートも出場したい意向で、このリストにはダラス・マーベリックスのカイリー・アービング、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンも含まれている。
さらにニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソン、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードとポール・ジョージ、ワシントン・ウィザーズのカイル・クーズマもオリンピックでプレーすることに関心があることを明かしており、ジミー・バトラー(ヒート)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)も出場する可能性があるのだから恐ろしい限り。
もっとも、NBAの2023-24シーズンはまだ開幕していない。これから先に待ち構えている長丁場で予期せぬ大ケガやコンディショニング面で問題を抱えてしまい、彼らのうち誰かが出場を辞退する可能性こそあるものの、来年のパリ五輪ではアメリカが超豪華メンバーを送り込むことはほぼ間違いないと言っていい。
2023.11.01
2023.10.23
2023.10.19
2023.10.06
2023.10.03
2023.09.25
2023.10.16
2023.10.10
2023.10.09
2023.10.06
2023.10.04
2023.09.30
2024.05.09
2024.05.08
2024.05.08
2024.05.07
2024.04.30
2024.04.17