2023.10.04

「僕はプレーしたい」…カリーを筆頭に数多くの選手たちがオリンピック出場へ関心あり

メディアデイに登場したカリー[写真]=Getty Images
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レブロンやデュラント、カイリーら多くのスター選手たちが興味あり

 10月3日(現地時間2日、日付は以下同)。NBAでは多くのチームがメディアデイを行ない、今シーズンに向けた写真撮影やメディア対応をこなした。

 そこでスター選手たちが「2024年パリオリンピック」へ出場することに関心があると語っていた。NBAで4度優勝し、「FIBAバスケットボールワールドカップ」には2度出場して金メダルを獲得してきたゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、自身初のオリンピックへ向けてこうコメントしていた。

「プレーしたいね。それは僕が成し遂げていないことなんだ…。だから当然、あの場にいたい。僕はもちろん、あのチームに入りたいね」

 また、ワールドカップに1度、オリンピックへ3度出場していずれも金メダルを手にしてきたフェニックス・サンズのケビン・デュラントも「俺は来年のオリンピックでプレーする」とコメント。

 『NBA.com』によると、この日のメディアデイでオリンピックに向けて出場を希望する言葉を発したのはこの2選手だけではない。マイアミ・ヒートのバム・アデバヨ、シカゴ・ブルズのデマー・デローザンザック・ラビーン、サンズのデビン・ブッカーブラッドリー・ビール、ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウン、クリーブランド・キャバリアーズのドノバン・ミッチェル、ミルウォーキー・バックスのクリス・ミドルトンブルック・ロペス、ニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドル、デンバー・ナゲッツのアーロン・ゴードン、ヒューストン・ロケッツのフレッド・バンブリートも出場したい意向を口にしていたという。

 さらに、先週のメディアデイでダラス・マーベリックスのカイリー・アービング、ウォリアーズのドレイモンド・グリーンも先日、またオリンピックでプレーしたい意向を示していたため、すでにアメリカ代表はロスター枠の12人を上回る選手たちがオファーされれば出場をコミットする可能性が高い状況にある。

2012年のロンドン五輪へ出場したデュラント(左)とレブロン(右)[写真]=Getty Images

 そして現役最長となるNBAキャリア21年目を迎えたレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)も、金メダルを獲得することに興味を示していた。NBAでプレーすることと、アメリカ代表として国際大会でプレーすることは違うものだとレブロンは話していた。

「フィジカル面の犠牲をたくさん払うことになるとは思っていない。俺がたくさんのことをすることはない。リバウンドを少し、パスをちょっと、あとは守って、いくつかブロックをする。でも今は様子見だ。どうなるかはそのうち分かるさ」

 NBA選手たちで構成されるアメリカ代表では、スター選手が平均30分以上プレーするケースは皆無に等しい。そのため、オフシーズン期間の活動ながら、年末に39歳を迎えるレブロンも出場することに前向きな言葉を発していた。

 しかも、昨シーズンにMVPへ初選出されたジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)はカメルーン、アメリカ、フランスのなかからオリンピックでプレーする国を選択できる立場にある。カメルーンはオリンピックプレ予選への出場権を手にしていて、ほかの2カ国はすでに出場が決まっており、アメリカ代表の一員になる可能性もある。

 さらに、ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソン、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードポール・ジョージ、ワシントン・ウィザーズのカイル・クーズマもオリンピックでプレーすることに関心があることを明かしており、ジミー・バトラー(ヒート)、アンソニー・デイビス(レイカーズ)も出場する可能性があるという。

 来年の夏にオリンピックへ出場するアメリカ代表のメンバーは、過去にないほど激しいロスター枠争いを繰り広げることになりそうだ。

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