2023.10.04
ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、今年3月に35歳を迎え、NBAでも年長の部類に入るベテランとなった。
とはいえ、キャリア14年目となった昨シーズンも、平均34.7分29.4得点6.1リバウンド6.3アシストに3ポイントシュート成功率42.7パーセント、平均4.9本も沈めており、依然としてリーグトップレベルにいる。
8月22日(現地時間21日)に公開されたギルバート・アリーナス(元ワシントン・ウィザーズほか)のポッドキャスト番組“Gil’s Arena”へゲストとして出演したカリーは、今後のキャリアについてこう話していた。
「40歳を過ぎてからも、必死に踏ん張ってプレーしようとする自分のことは想像したことがない。けどその時になって、自分の体がどうなっているかなんて誰にも分からないでしょ? 僕の契約はあと3年間(2025-26シーズンまで)残っている。だから少なくともその期間はプレーして、それ以降はその時になってから考えて答えを見つけていくよ」
NBAで最も長くプレーしてきたのはビンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)の22シーズン。続いてダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)やケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)らが21シーズンで2位タイにいる。
カリーはウォリアーズ一筋14シーズンをプレーしており、1つの球団に在籍してきた年数としては、マイアミ・ヒートに20シーズン在籍したユドニス・ハズレムが引退したことで現役最長となった。
そしてカリーは1つの球団で現役を終えることにプライドをもっていると語っていた。
「自分がどれだけプレーするかに関係なく、1つのフランチャイズでプレーでき、レジェンドたちとグループを形成し、その一員となって最高レベルで勝利してきたことを知って恵まれていると思っている。それはどちらも当然のように起こることじゃない」
そう語ったカリーは、ロサンゼルス・レイカーズ一筋でNBAキャリアを終えたコービー・ブライアント、アービン“マジック”ジョンソン、マブス一筋のノビツキー、サンアントニオ・スパーズへキャリアを捧げたティム・ダンカンの名を挙げていた。
「コービー、マジック、ダーク、ティム・ダンカン。彼らはみんな、(それぞれの球団で)カルチャーを構築し、勝利を飾り、キャリアにおいてさまざまな場面で異なるロスターを率いてやり遂げたんだ」
カリーがコービーやノビツキーらと異なるのは、ウォリアーズはカリーだけでなくクレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの3選手が10年以上も在籍し、計4度の優勝を達成してきたことにある。
ただ、ウォリアーズでフランチャイズプレーヤーとして君臨するのはやはりカリー。すでに引退後のバスケットボール殿堂入りが確実なスーパースターは、自身5度目のリーグ制覇を目指し、今シーズンもトップレベルで戦い続けるに違いない。
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