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8月25日からスタートする「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で、2大会ぶりの金メダル奪回を目指すアメリカ代表は、21日(現地時間20日、日付は以下同)にドイツ代表を99-91で下し、エキシビジョンゲームを5戦無敗で終えた。
ドイツ戦では第3クォーター途中に最大16点ビハインドを背負ったものの、最終クォーター終盤に逆転し、エキシビジョンゲーム最終戦に勝利。なかでもアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)はゲームハイの34得点に6リバウンド2アシスト2ブロックの大暴れを見せた。
22歳のシューティングガードは、この試合で豪快なダンクに加え、相手守備網をこじ開けてショットまで持ち込んでフェイダウェイジャンパーやプルアップジャンパーを突き刺し、重要な時間帯でも躍動。
そのエドワーズが、20日に現地メディア『Heir』へ公開されたインタビューで、歴代ベスト5としてまずはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、コービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、シャキール・オニール(元レイカーズほか)の3選手を挙げた。そして「これで3人か。アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)。あとは…。もちろん、僕にとってはKDだね」と、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)と答えた。
最初に挙げた4選手はすでに引退したスーパースターで、最後のデュラントだけが現役選手となった。現役ではレブロン・ジェームズ(レイカーズ)やステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)といったスーパースターがいるのだが、エドワーズは「自分自身のことを思い出させてくれる」とデュラントについて話していた。
「彼は気にしたりしない。ボールには2つのことしか起こらない。ショットを決めるか落とすか。彼はそういうふうにゲームをみなしているんだ」
デュラントはNBAで2度の優勝とファイナルMVP、シーズンMVPに1度選ばれたほか、得点王に4度、オールスターに13度、オールNBAチームに10度も選ばれてきたスーパースター。
さらに、アメリカ代表としても「FIBA世界選手権(現ワールドカップ)2010」で平均22.8得点を残して大会MVPと金メダルを獲得。さらに2012年のロンドン・オリンピック、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック、2021年の東京オリンピックでいずれも金メダルを手にしてきた。
なかでも東京オリンピックではアメリカ代表の選手として歴代最高となる大会平均20.7得点に5.3リバウンド3.7アシスト1.0スティール1.2ブロックと暴れ回り、MVPとオールトーナメントチーム(ベスト5)に選ばれた。
大好きなデュラントのように、アメリカ代表のエキシビジョンゲームでトップスコアラーとして台頭したエドワーズ。初の国際大会となるワールドカップで、この男がアメリカ代表を金メダルへ導くことができるか注目していきたい。
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