2023.12.09

コービーの実使用ユニなど総額7000万円で落札…引退直前“現役最後のアウェー戦”で着用

2020年にこの世を去ったコービー。現役最後のアウェーゲームはサンダー戦だった[写真]=Getty Images
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 2016年に現役を引退し、2020年に41歳の若さでこの世を去ったコービー・ブライアント。彼が現役最後のアウェーゲームで着用したユニフォームとシューズが『SCP Auction』で競売にかけられ、合計48万5197ドル(1ドル144円換算で約7000万円)で落札されたと、現地メディア『TMZ』などが報じている。

 今回落札されたのは、2016年4月12日(現地時間11日)のオクラホマシティ・サンダー戦でコービーが着用したレイカーズのアウェーユニフォームと、その試合で着用していた自身のシグネチャーシューズ「Nike Kobe 11 Elite Lows」。2015-16シーズン終了後に現役引退したコービーが着用した最後のアウェーユニフォームとなる。サイズはショーツが3XL、タンクトップが4XL、シューズは14(約32センチ)。それぞれの落札価格は、ユニフォーム上下が36万6967ドル(約5300万円)、シューズが11万8230ドル(約1700万円)となった。

”現役最後のアウェー戦”でケビン・デュラント(左)とマッチアップするコービー・ブライアント(右)[写真]=Getty Images


 なお、この試合にレイカーズは敗れ、疲労やケガと戦っていたコービーも13得点に終わっているが、当時サンダーでプレーしていたケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)との最後のマッチアップがファンの間では記憶に残っていることだろう。

 この試合の次にホームで行われたユタ・ジャズ戦では、引退試合にも関わらず60得点を記録したコービーの活躍によりチームは101-96で勝利した。『TMZ』によれば、この試合で着用していたユニフォームはコービーの家族が保有しており、手放すようなことはないだろう、とのこと。さらに『SCP Auction』では、2009年2月にコービーが61得点を記録したニューヨーク・ニックス戦で使用されたスポルディングの試合球も競売にかけられ、6万6632ドル(約1000万円)で落札されたという。

 なお、コービーが現役最後のシーズンを共にしたチームメイトには、当時2年目で現ニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドルや現ユタ・ジャズのジョーダン・クラークソン、そして現在レイカーズに復帰しているディアンジェロ・ラッセルらがおり、チームのエースとして“マンバ・メンタリティ”を受け継ぎリーグを盛り上げている。2020年1月に事故で帰らぬ人となったコービーだが、オークションにかけられるお宝と同様に、彼が現在のNBAに残したレガシーにも注目していきたい。

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