2024.01.11
12月18日(現地時間17日)、渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズはホームのフットプリント・センターでワシントン・ウィザーズと対戦した。
先発にはケビン・デュラント、デビン・ブッカー、グレイソン・アレン、ユスフ・ヌルキッチ、ナシール・リトルが名を連ねた。昨シーズンにウィザーズから加入したエースのブラッドリー・ビールは、直前のニックス戦で右足首を負傷しているため、古巣との初対決は欠場となった。ウィザーズの先発は、ジョーダン・プール、カイル・クーズマ、デニ・アブディヤ、ダニエル・ギャフォード、タイアス・ジョーンズの5名。
この日のサンズは序盤からシュートのリズムを掴むことができず、第1クォーター開始3分経過以降、終盤までウィザーズからリードを奪うことができない苦しい展開が続いた。第1クォーターを21-29で終えると、第2クォーターではベンチから出場したドリュー・ユーバンクスやエリック・ゴードンが序盤から得点を重ねウィザーズを追いかける。ウィザーズは、この試合26得点を記録したギャフォードや22得点のジョーンズを中心にテンポの良いオフェンスで得点を重ね、このクォーターで最大16点差をつけて追いかけるサンズを引き離す。サンズは流れに乗れないまま前半を終え、46-58と12点差で試合を折り返した。
迎えた第3クォーターは前半に続いて終始ウィザーズを追いかける展開となった。試合が進むにつれてウィザーズ側がフリースローや3ポイントを外し始めると、この試合17リバウンドを記録したヌルキッチやユーバンクスがゴール下でボールを奪い、デュラントとブッカーの巧みなゲームメイクで着実に得点を重ねた。じわじわとウィザーズとの点差を詰めたサンズが、81-89と8点差を追いかける形で最終クォーターへ向かった。
第4クォーター、サンズはリズムを取り戻したブッカーが次々とシュートを沈め、残り約7分で逆転に成功する。第1クォーターからリードを保っていたウィザーズもプールやギャフォードを中心に抵抗するも、サンズは復調したブッカーやアレンの得点で突き放す。最終クォーターで逆転した勢いのまま逃げ切ったサンズが、最終スコア112-108で3試合ぶりの白星をあげた。
14日のブルックリン・ネッツ戦、16日のニューヨーク・ニックス戦と2連敗を喫していたサンズは、デュラントが28得点5リバウンド5アシスト、ブッカーが27得点4リバウンド8アシストをマーク。ネッツ戦で約7分出場し無得点に終わった渡邊は、この日はローテーションから外れ出場時間がなかった。サンズは逆転勝利を遂げたものの、この試合の3ポイント成功率22.6パーセントと課題を残しているだけに、今後渡邊が起用され、3ポイントで存在感を発揮していくことを期待したい。
サンズは次戦、20日に敵地でポートランド・トレイルブレイザーズと対戦する。
■試合結果
フェニックス・サンズ 112-108 ワシントン・ウィザーズ
PHX|21|25|35|31|=122
WAS|29|29|31|19|=139
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