2023.12.13

ウィザーズがバージニア州に移転か…早ければ2028年に実現、現地記者報じる

八村のルーキー時代を過ごしたワシントン・ウィザーズに本拠地移転の報道 [写真]=Getty Images
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 12月13日(現地時間12日)、ワシントン・ウィザーズのオーナーがバージニア州に移転する準備をしている、と現地メディア『ESPN』が報じた。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、ウィザーズとNHLワシントン・キャピタルズのオーナーであり、モニュメンタル・スポーツ&エンターテイメント社のCEOテッド・レオンシス氏が、両チームの本拠地をバージニア州北部に新設予定の複合エンターテイメント施設に移転する準備をしているとのこと。この計画は今晩中(現地時間13日の朝)にもバージニア州知事との記者会見で発表される予定、とも伝えられている。

『ワシントン・ポスト』紙は、バージニア州に新設予定の複合エンターテイメント施設は今週、州議会の承認投票がなされたと報じている。さらに、アメリカメディア『ABC7』によれば、この施設は2025年に着工する計画であり、ウィザーズの新天地への移転は2028年に実現される可能性があるとのこと。

 ウィザーズは、前身のワシントン・ブレッツから名称変更した1997年に、メリーランド州から今のキャピタルワン・アリーナ(当時の名称はベライゾン・センター)に本拠地を移した。同アリーナには、2001年には現役復帰したマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)がコートに立ち、2019年にはドラフト入団した八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)もホームコートとして親しんだ歴史がある。

『ESPN』によれば、オーナーのレオンシス氏はキャピタルワン・アリーナの改修に向けた寄付をワシントン市と協議しており、市に対して6億ドル(約88億円)の寄付を求めていたという。この協議の結論は明らかになっていないが、同アリーナのリース契約が2027年に終了する予定ということが合わせて報じられている。

 なお、バージニア州はワシントンDCと隣接しており、新拠点とされている複合施設が建設予定のアレクサンドリア市ポトマックヤード地区はウィザーズの現本拠地から約10キロメートルと程近い距離にある。移転に伴うチーム名変更の可能性については、現時点で明らかになっていない。

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