2023.09.13

オクラホマシティが新アリーナの建設計画を発表…2029-30シーズンまでに開業を予定

現在はペイコム・センターと呼ばれているサンダーのホームアリーナ[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 9月13日(現地時間12日)、オクラホマシティは新アリーナの建設計画を最終決定したと発表した。現地メディア『ESPN』が伝えている。

 市のリリースによると、オクラホマシティ・サンダーは新アリーナで少なくとも25年間プレーすることで合意。アリーナの予想建設費は最低でも9億ドル(約1325億円、1ドル147円で換算)と見込まれており、球団オーナーを務めるクレイ・ベネット氏は5000万ドル(約73億6000万円)を寄付するという。

 オクラホマシティのデイビッド・ホルト市長は、公開討論で市民側からサンダーをできるだけ長く存続させること、そしてなるべく増税はしないことを求められたとコメント。計画では、その優先事項2つを達成できたと話している。

「おそらく計画で最も重要な点は、その契約期間の長さにある。これは2008年に私たちがサンダーと交わした約束の倍で、2050年以降もサンダーをこの場所に維持することにつながる。大リーグの街として享受してきた経済効果と生活の質を、1世代にわたって保つことになる。これは何倍ものリターンが得られる投資なのです」

 かつてシアトル・スーパーソニックスの名前で運営されていたサンダーは、2008年にオクラホマシティへ移転したタイミングで球団名を変更。今年の初めに本拠地のペイコム・センター(旧称チェサピーク・エナジー・アリーナ)との契約を満了したが、新アリーナ建設に同意するとともに、アリーナの契約延長を交わしていた。

 なお、新しいアリーナは2029-30シーズンまでにオープンする予定となっている。