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4月30日(現地時間29日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、デンバー・ナゲッツとの「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・ファーストラウンド第5戦に106-108で惜敗したことで、1勝4敗でシリーズ敗退が決まり、2023-24シーズンが幕を下ろした。
するとレイカーズは5月4日にダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)を解任。2シーズンで90勝74敗(勝率54.9パーセント)を残したハムは、昨年のプレーオフでカンファレンス・ファイナル進出を飾り、昨年には「NBAインシーズン・トーナメント」初代王者となったものの、指揮官の座から退任し、レイカーズはフィル・ハンディを含むアシスタントコーチ(AC)陣も解雇し、コーチ陣を総入れ替えする動きを見せている。
『The Athletic』がハムHCの後任候補として可能性がある人物として挙げたのは、マイク・ブーデンホルザー、ケニー・アトキンソン、JJ・レディック(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)、タロン・ルー(現クリッパーズHC)、ボストン・セルティックスのチャールズ・リーAC。
ブーデンホルザーはアトランタ・ホークスとミルウォーキー・バックスで指揮を執った実績を持ち、2021年にはバックスをNBAチャンピオンへ導いた。
また、アトキンソンはブルックリン・ネッツで約4シーズンHCを務め、ここ4シーズンはクリッパーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズでACを務めている。
元選手でシャープシューターとして知られたレディックは、『ESPN』でアナリストをこなす傍ら、先日シャーロット・ホーネッツの次期HC候補の1人として面談を受けたと報じられており、レブロン・ジェームズとポッドキャスト番組“Mind the Game”をこなす人物。
クリッパーズの指揮官として4シーズン目を終えたルーHCは、クリーブランド・キャバリアーズで約4シーズン指揮を執り、2016年にはレブロン、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)らと球団史上初優勝を達成しており、リーはここ数年で次期NBAチームのHC候補に挙がっている。
レイカーズの後任候補には彼らのほか、ACとして2020年のリーグ制覇に貢献し、現在マブスで指揮を執るジェイソン・キッドHCも可能ならば候補になると報じられてきたのだが、NBAインサイダーのマーク・スタイン記者は6日にキッドがマブスと延長契約を結ぶ見込みで、クリッパーズ側はルーHCをキープする意向のため、レイカーズ側は両者と契約できるチャンスがあるとは期待していないと報じている。
となると、現状ではブーデンホルザー、アトキンソン、レディック、リーがその候補となる。コーチ陣を一掃して来シーズンへ臨むレイカーズは、レブロンだけでなく、ADことアンソニー・デイビスの意見も取り入れて次期HCを選定していくと『ESPN』が報じており、多大な時間をかけていくことになるかもしれない。
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