「ドリューは別格さ」…シリーズ第3戦でクラッチプレーを決めたホリデーを同僚が称賛

「ドリューは別格。ほかに言うことは何もないね。ドリューはとにかく別格なのさ」

　ボストン・セルティックスのジェイレン・ブラウンは、5月26日（現地時間25日、日付は以下同）に行われた「NBAプレーオフ2024」のイースタン・カンファレンス・ファイナル第3戦後に、チームメートのドリュー・ホリデーを称えていた。

　この試合、ホリデーは体調不良のためシュートアラウンドを欠席し、出場が危ぶまれていたのだが、チーム2位の38分7秒コートに立ち、14得点9リバウンド3アシスト3スティール1ブロックをマーク。

　セルティックスは敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで第3クォーター中盤の時点で18点を追う展開だったのだが、ジェイソン・テイタムやブラウン、デリック・ホワイト、アル・ホーフォードらの活躍で追い上げていった。

　試合時間残り2分38秒にペイサーズのTJ・マッコネルがショットを決め、セルティックスは101－109と8点ビハインドだったものの、そこからブラウンのショット、テイタムとホーフォードの3ポイントシュートで2点差へ詰め寄ると、ホリデーが攻防両面で試合の勝敗を決めてみせた。

　残り38.2秒にパスカル・シアカムのファウルをもらってリム付近で3ポイントプレーを決めて逆転。残り3.1秒にはアンドリュー・ネムハードのドライブに対して少し体勢を崩しながらすぐさま立て直し、見事スティールを奪ってファウルももらい、2本のフリースローも決め切って114－111の勝利に大きく貢献。

「彼は右手を使ってドライブしてくる。それに今日はずっとものすごくアグレッシブだった」と、ホリデーはネムハードが攻めてくることを読み切っていた。ジョー・マズーラHC（ヘッドコーチ）はこのプレーをこう評していた。

「内側にある手で奪う、彼が得意とするトレードマークのスティールだ。普段はサイドラインで相手が攻めてきた時によく見せるけど、トランジションでもできる。彼が重要なプレーを決めてくれたんだ」

　持ち前のディフェンス力を存分に発揮したホリデーの活躍もあり、セルティックスは「NBAファイナル2024」進出まであと1勝とした。28日のシリーズ第4戦でスウィープ決着をつけることができるか必見だ。