2024.07.26
昨シーズンの王者デンバー・ナゲッツは、ミネソタ・ティンバーウルブズとの「NBAプレーオフ2024」のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルを最終第7戦の末に3勝4敗で落とし、2023-24シーズンを終えた。
ナゲッツは先発のニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、アーロン・ゴードン、マイケル・ポーターJr.が来シーズンも契約下にいるのだが、先発シューティングガードで3ポイントシュートとディフェンスに秀でた“3&D”として知られるKCPことケンテイビアス・コールドウェル・ポープは、来シーズンの契約がプレーヤーオプションとなっている。
今シーズンの年俸は約1470万ドル(約22億9320万円)で、オプションを行使した場合の来シーズンの年俸はおよそ1544万ドル(約24億864万円)。コールドウェル・ポープは、今シーズン76試合へ出場して平均31.6分10.1得点2.4リバウンド2.4アシスト1.3スティールに3ポイント成功率40.6パーセントと、上質なスタッツを残した。
2020年にロサンゼルス・レイカーズ、2023年にナゲッツのスターターとしてリーグを制し、チャンピオンシップを獲得している31歳のベテランウイングプレーヤーが、もしオプションを破棄して制限なしFA(フリーエージェント)となれば、複数のチームが獲得に向けて関心を示すことだろう。
現地メディア『Forbes Sports』や『The Sporting News』などでNBAをカバーしているエバン・サイドリー記者によると、コールドウェル・ポープが持つ2度の優勝経験はタイトル・コンテンダーだけでなく、プレーオフ出場争いを目指すチームにも魅力的に映るようだ。
同記者は、コールドウェル・ポープがオプションを破棄した場合、争奪戦に加わる可能性があるのはフィラデルフィア・セブンティシクサーズ、サンアントニオ・スパーズ、オーランド・マジックの3チームとX(旧Twitter)で指摘。シクサーズとマジックはキャップスペースに余裕があり、スパーズにもそのチャンスはあると言っていい。
31歳のベテランウイングプレーヤーがFAとして新たに契約を結ぶ際の目安は、年俸およそ2000万ドル(約31億2000万円)となっており、この男がプレーヤーオプションの行使・破棄のどちらを選択するのかは気になるところだ。
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