2024.06.24
5月21日(現地時間20日)、「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルが行われ、デンバー・ナゲッツがアウェーでロサンゼルス・レイカーズと対戦。現地メディアの『ESPN』は、試合後のヘッドコーチや選手たちのコメントを伝えている。
前半で30得点と爆発したジャマール・マレーがゲームハイの37得点をマークすると、レイカーズに一時逆転を許した第4クォーターでは、ニコラ・ヨキッチが15得点と奮起。ヨキッチは連続トリプルダブル記録が4試合で途絶えたものの、24得点6リバウンド8アシストを挙げ、119-108でシリーズを3勝0敗とした。
ナゲッツの二枚看板に続く17得点をマークしたケンテイビアス・コールドウェル・ポープは、「僕たちは調子が上がっていても下がっていても、戦い続け、自分たちのゲームをプレーし、高いレベルでやり遂げるメンタリティを持っている。残りの試合でもそれを続けるつもりだ」と語り、古巣のレイカーズから4勝目をつかみ取ることだけに目を向けた。
レギュラーシーズン終盤からホームで9連勝中だったレイカーズを相手に、大きな白星を勝ち取ったナゲッツ。マイケル・マローンHCは「ニコラを試合中ずっと抑えておくことはできない」と最終クォーターで本領を発揮した大黒柱を称賛すると、試合中にはヨキッチからマレーと自身のピック&ロールを軸に攻めることを提案されたと明かした。
2人のツーメンゲームで第4クォーターの攻防をナゲッツが制することとなり、指揮官は「今夜“ヨキッチコーチ”は素晴らしい仕事をしてくれた」とコメント。対するヨキッチは「コーチにはなりたくないね。間違いなく地球上で最悪の仕事だよ」と持ち前のユーモアを発揮した。
NBA史上、プレイオフで0勝3敗の劣勢からシリーズを逆転したチームは存在しない。しかし、ヨキッチは「怖いと言うつもりはないが、心配はしている。相手にはレブロン(・ジェームズ)がいて、彼はなんでもできる能力がある。僕らはこれまでと同じ集中力を持って臨むつもりだし、そうすれば試合に勝てる状況になると思う」と第4戦について語ると、「彼らはアグレッシブになるだろうし、すべてが異なるレベルになるだろう」と追い込まれたレイカーズを警戒した。
また、マレーも「この機会を逃すわけにはいかない。チャンピオンシップを獲得するには16勝が必要だが、僕らにはあと5勝が残っていて、レイカーズが立ちはだかっている。彼らは全力を尽くして戦うはずだ」と語り、最高の形でシリーズ突破に王手をかけたにもかかわらず、兜の緒を締めた。
それでも、マローンHCは「このチームは素晴らしいことを成し遂げることができると信じている」と今シーズンのチームに絶対的信頼を置く。健康体を取り戻し、本来のロスターがそろったナゲッツが、球団初となるファイナル進出を目指す。
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