”マジック背番号1番”のレジェンド2人が、歴代ベスト5を発表…その共通点とは

　元NBA選手のアンファニー・ハーダウェイとトレイシー・マグレディが、現地時間8月16日から18日にかけてニューヨークで開催されたスポーツイベント『Fanatics Fest』に登場した。

　1993年にドラフト3位でNBAデビューを果たしたハーダウェイは、1年目からオーランド・マジックの中心人物として活躍。ポイントガードとして頭角を現した2年目からは4年連続でNBAオールスターに選出され、1995年のプレーオフではNBAに復帰したマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズを破りNBAファイナル進出を果たしている。

　ハーダウェイが1999年にマジックを去った1年後、トロント・ラプターズから移籍したマグレディがマジックに加入し、エースとして急成長した。2001年には最も成長した選手に送られるMIPを受賞し、2003年と2004年には2年連続で得点王に輝いている。

　ともにマジックの“背番号1番”を背負い、自身の成長とともにチームを牽引したハーダウェイとマグレディ。引退後も根強い人気を誇る2人が、イベント内で現地メディア『GQ Sports』によるインタビューに応じ、それぞれの「歴代ベスト5」を選出している。

　ハーダウェイは、「歴代ベストのスターティング5」を発表。コービー・ブライアント（元ロサンゼルス・レイカーズ）、レブロン・ジェームズ（レイカーズ）、マイケル・ジョーダン（元シカゴ・ブルズ）、シャキール・オニール（元レイカーズほか）に加え、自身の名を挙げている。

　マグレディは、「歴代ベストスコアラー5人」を選出した。コービー、ジョーダンに加え、ケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）、カーメロ・アンソニー（ニューヨーク・ニックス）の名を挙げ、さらに「Tマック」と自身の愛称をラインナップに加えた。

　スターティング5とスコアラーの両面で選出されたジョーダンとコービーは、ハーダウェイとマグレディがそれぞれの時代で対峙した名選手である。また、2人とも歴代ベストの中に自身の名前を躊躇なく挙げているところにも、興味深い共通点を感じる。「歴代ベスト」や「GOAT（史上最高の選手）」には論争がつきものだが、今回2人が選んだメンバーは世間にどのように映っているか、SNSで注目が集まっている。