2024.09.23

モラントがグリズリーズの新人ザック・イディーに期待「間違いなく新人王になれる」

先発センター起用が濃厚なイディー[写真]=Getty Images
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 昨シーズンのメンフィス・グリズリーズは、ケガ人続出に悩まされ、ウェスタン・カンファレンス13位の27勝55敗と低迷。それまで2シーズン連続で50勝以上を残していたチームは、プレーオフ連続出場も3シーズンで途切れた。

 現在はジャ・モラントジャレン・ジャクソンJr.、デズモンド・ベインら主力が健康体を取り戻していて、今シーズンに巻き返しを狙っている。

 グリズリーズは日本のB1リーグ、横浜ビー・コルセアーズから日本代表のガード河村勇輝が「エグジビット10」契約を結んでトレーニングキャンプへ参加するなどオフにいくつか補強をした。

 なかでも最大の注目は、今年のドラフト1巡目全体9位で指名したザック・イディーだろう。パデュー大学で4年間プレーしてきた224センチ138キロの中国系カナダ人ビッグマンは、2シーズン連続で『AP』の カレッジ・バスケットボール・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞/大学MVP)に選出された。

 サマーリーグで計2試合に出場し、平均21.0分10.0得点9.0リバウンド2.5ブロックを残した22歳は、先発センターとしてモラント、マーカス・スマート、ベイン、ジャクソンJr.とスターターを形成する見込み。

 9月20日(現地時間19日)に地元メディア『Memphis Commercial Appeal』へ掲載された記事の中で、モラントは今夏最初の1週間にイディーとワークアウトしたことを明かし、新人センターは「間違いなく新人王になれる。彼なら容易にやってのけると思うね」と自信をのぞかせていた。

「彼が俺とのワークアウトを望んでいたんだ。そこで俺たちは1週間を通じて一緒にワークアウトした。彼にとってはものすごく大きかったと思う。俺にとっても、このチームが彼を獲得したことをうれしくさせたし、彼のスキルセットはもっと良くなっていくさ」

 今シーズンのグリズリーズには、デリック・ローズルーク・ケナードGG・ジャクソン2世、ビンス・ウィリアムズJr.、ブランドン・クラークらがベンチに控えており、楽しみなロスターを形成している。

 見事なサイズを持つイディーが、グリズリーズでモラントやジャクソンJr.、ベイン、スマートらとどんな連係を見せるのかを楽しみに待ちたいところだ。

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