2024.11.11
10月31日(現地時間30日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズは、敵地ロケットモーゲージ・フィールドハウスで行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦に110-134で敗れたことで、開幕3連勝から2連敗となった。
レイカーズではレブロン・ジェームズが古巣キャバリアーズ相手にゲームハイの26得点に6リバウンド3アシスト、アンソニー・デイビスが22得点13リバウンド2スティール、ダルトン・コネクトが18得点、ディアンジェロ・ラッセルが10得点5アシストを記録。
試合は最大28点を追う展開に陥ったものの、21点ビハインドで迎えた第4クォーター残り5分16秒にブロニー・ジェームズが23日の開幕戦以来の出場を飾り、残り2分3秒に左サイドからプルアップジャンパーを決めてNBAキャリア初得点を挙げた。
オハイオ州アクロン出身のレブロンにとって、同州クリーブランドは2003年のドラフトで全体1位指名され、計11シーズンもプレーしてきた古巣。その長男ブロニーも2004年10月6日にアクロンで生まれただけに、“ジェームズ親子”にとってはホームチームとの対戦になった。
会場に集まった1万9432人の観客は、第3クォーター途中から”We Want Bronny!”(ブロニーを出せ!)のチャントをし、温かい拍手とともにコートへ迎えられ、キャリア2戦目で初の得点を決めたことは感慨深かったことだろう。
ベンチで父が見守る中、プルアップジャンパーを沈めたブロニーは「すごかった。予想以上にすごかったことは間違いないね。でも愛であふれていたんだ。あのチャントも本当に良かった。スペシャルな瞬間になったのは確かだね」とコメント。
ちなみに、キャリア22年目をプレーするレブロンがNBAキャリア初得点を記録したのもジャンパーだった。2003年10月30日の開幕戦、当時18歳だったレブロンはサクラメント・キングス相手に第1クォーター残り約9分で右サイドからプルアップジャンパーを決め切り、25得点6リバウンド9アシスト4スティールを残して衝撃のデビューを飾った。
試合には敗れてしまったものの、すでにバスケットボール殿堂入りが確実な“偉大すぎる父”は「彼がこのアリーナで、そう遠くない場所で育った彼がNBAで初得点するのをこの目で見ることができた。信じられない瞬間さ。俺たち家族にとってもね。その場にいられてすごくクールだ」と目を細めていた。
長男ブロニーのNBAキャリアはまだ始まったばかり。現役最年長の39歳ながら、レブロンはリーグ有数の実力者だけに、父からコート内外で学び、経験を積んでほしい限りだ。
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