2025.04.19

10位からNBA史上初のプレーオフ進出を決めたヒート「僕らならどこが相手であろうと倒せる」

イースト第8シードに入ったヒート[写真]=Getty Images
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 4月19日(現地時間18日、日付は以下同)。NBAでは「プレーイン・トーナメント2025」最終日を迎え、各カンファレンスの第8シード決定戦が行われた。

 ウェスタン・カンファレンスでは、ジャレン・ジャクソンJr.が24得点7リバウンド4アシスト、右足首捻挫ながら痛みを和らげる注射を打って出場したジャ・モラントが22得点7リバウンド9アシスト3スティール、デズモンド・ベインが22得点5リバウンド9アシスト2スティールを残した8位のメンフィス・グリズリーズが、10位のダラス・マーベリックス相手に一度もリードを許さず120-106で勝利。

 一方のイースタン・カンファレンスでは、8位のアトランタ・ホークスのトレイ・ヤングが第4クォーター残り1.1秒にレイアップを決め切って延長へ突入。だが延長で10位のマイアミ・ヒートが3本の3ポイントシュートを沈めたデイビオン・ミッチェルの活躍もあり、123-114で制した。

 ヒートではタイラー・ヒーローがゲームハイの30得点に8リバウンド7アシスト、アンドリュー・ウィギンズが20得点8リバウンド8アシスト、バム・アデバヨが17得点11リバウンド5アシスト2スティール5ブロック、ミッチェルが計16得点に3リバウンド5アシスト、ケレル・ウェアが12得点8リバウンドを記録。

 これでヒートはプレーインから3年連続、フランチャイズとして6年連続のプレーオフ出場。しかもレギュラーシーズン10位からプレーオフ進出を決めた初のチームとなった。

 イースト第8シードを獲得したヒートは、21日に初戦を迎える「NBAプレーオフ2025」のファーストラウンドで、64勝18敗を残したイースト第1シードのクリーブランド・キャバリアーズとのシリーズへ臨む。

 レギュラーシーズンの直接対決ではヒートの1勝2敗と負け越し。だがホークス戦で12得点10リバウンド3アシスト2スティールを奪ったヘイウッド・ハイスミスは自信に満ちていた。

「僕らはハードにやってきた。実戦のテストをこなしているんだ。僕らならどこまででも行けるし、どこが相手であろうと倒せる。プレーオフへたどり着くために戦い抜いたんだ。ソフトに戦っていくつもりはない」

 20日からスタートするプレーオフのファーストラウンドは、東西各4つの全8カード。プレーインを勝ち上がったチームが上位チーム相手にどこまで勝利できるかは見ものだ。

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