2022.03.18

帝京長岡出身のタヒロウ・ディアバテがNCAAトーナメントに初出場…チームは1回戦敗退

NCAAトーナメントに初出場したタヒロウ・ディアバテ(右)[写真]=Getty Images
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 3月18日(現地時間17日)、NCAA(全米大学体育協会)トーナメントが行われ、タヒロウ・ディアバテの所属するサンディエゴ州立大学が1回戦に臨んだ。

 劇的な試合展開が多く、通称「マーチ・マッドネス」と呼ばれるNCAAトーナメントは、現地時間3月15日から4月4日まで開催される全米でも注目度の高い大イベントだ。

 タヒロウはマリ国籍の留学生として来日し、帝京長岡高校卒業後にアメリカのポートランド大学へ進学。1年次の2017-18シーズンには30試合に出場すると、1試合平均約20分のプレータイムで同6.4得点4.2リバウンドを記録した。

 32試合に出場した2年次では、プレータイムやスタッツなどがわずかに減少したものの、続く3年次には31試合に出場し、同約21分のプレータイムで同9.6得点5.1リバウンドをマーク。しかし、いずれもチームの成績は振るわず、NCAAトーナメントへの出場には至らなかった。

 その後、ポートランド大学での4年次はプレーせず、より強豪校であり、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)などを輩出したサンディエゴ州立大学へ転校。新天地で迎えた2021-22シーズン、24試合に出場し、同約8分のプレータイムで同2.0得点2.3リバウンドを記録した。

 トーナメント1回戦ではクレイトン大学と対戦。試合はオーバータイムへともつれる激闘となるが、最後は69-72で敗戦を喫した。1回戦敗退となったものの、タヒロウはベンチから約11分間のプレータイムを得ると、2得点1リバウンド1アシスト1ブロックをマーク。初出場となったNCAAトーナメントで貴重な経験を積んだ。