2023.02.27

前回W杯で準優勝、FIBAランク4位の強豪アルゼンチンがアメリカ大陸予選で敗退

NBAでもプレーしたカンパッソが司令塔を務めるアルゼンチン代表が、本大会出場を逃した[写真]=fiba.com
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 2月27日(現地時間26日)、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アメリカ大陸予選」が最終日を迎え、アルゼンチン代表が本大会出場を逃すこととなった。

 アメリカ大陸予選の最終日には6試合が開催され、FIBAランキング4位のアルゼンチン代表は、同25位のドミニカ共和国代表と対戦。アルゼンチンは64-54とリードして第4クォーターに突入するも、最後の10分間ではドミニカ共和国の猛攻を受ける苦しい展開に。ガブリエル・デックが27得点を挙げると、ファクンド・カンパッソも10得点5アシスト4スティールをマークしたが、最後は75-79で逆転負けを喫した。

 この結果、7つの出場枠を争うアメリカ大陸予選のグループEは、グループ1位のカナダ(11勝1敗)、2位のドミニカ共和国(9勝3敗)が出場権を獲得すると、ベネズエラとアルゼンチンが8勝4敗で並ぶこととなった。両国の直接対決は1勝1敗のイーブンだったが、同2試合での得失点差ではベネズエラが上回っており、グループ3位として本大会への出場権を獲得した。

 もう一方のグループFではブラジルが8勝4敗で4位となったが、ここでも得失点差で上回ることができず、前回のワールドカップ2019では準優勝を飾ったアルゼンチンが本大会出場を逃すことに。

 アルゼンチン代表のレジェンドであるルイス・スコラ(元ヒューストン・ロケッツほか)氏が、今大会のグローバル・アンバサダーに就任していたが、同国は1986年大会から続いていた本大会連続出場も途絶えることとなった。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」アメリカ大陸の出場国
カナダ、ドミニカ共和国、ベネズエラ、アメリカ、プエルトリコ、メキシコ、ブラジル