2023.07.24

フランスリーグのASモナコへ移籍したケンバ「ハイレベルなバスケットを続けたいだけ」

ホームチームのニックスでもプレーしてきたケンバがヨーロッパへ移籍[写真]=Getty Images
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 7月23日(現地時間22日、日付は以下同)。22日にフランスリーグ(LNB Pro A)に所属するASモナコと1年契約を結んだケンバ・ウォーカーのインタビューが、同クラブのウェブサイトへ公開された。

 NBAキャリア12年間でオールスター選出4度、オールNBAチームにも1度選ばれた実績を誇る33歳のベテランガードは、昨シーズンにフランスリーグを制したクラブでプレーすることとなる。

「クラブ側が僕にとても興味を示してくれた。で、僕は自分のことを信じて、獲得を望んだクラブの一員になりたかったんだ。僕なら彼らを新たなレベルへ引き上げるうえで助けることができるかもしれないと感じたんだ。その点が僕を納得させて、モナコへ加入する決断を下す要因になった。本当に楽しいことになるだろうし、この機会を楽しみにしている。僕はハイレベルなバスケットボールをプレーし続けたいだけ。モナコが僕へそうさせてくれている」

 そうコメントしていたケンバは、ボストン・セルティックスで2020-21シーズンを終えた後、2021年6月にオクラホマシティ・サンダーへトレード後にウェイブ(保有権を放棄)。その後故郷ニューヨークを本拠地に置くニューヨーク・ニックスと契約を結ぶも、シーズン途中にローテーションから外れるなど出番が減少。

 昨年7月にデトロイト・ピストンズへトレードも、昨シーズン開幕直前にまたもやウェイブされ、ダラス・マーベリックスと契約を結んだものの、9試合の出場で平均16.0分8.0得点1.8リバウンド2.1アシストに終わり、今年1月7日にウェイブされていた。

 そんなケンバが新たな活躍の場として選んだモナコは、数年前にナイキのアスリートとして訪れたことがある場所だった。「街の素晴らしさを覚えているし、あそこで最高の時間を過ごせたんだ。いくつか買い物をして、素晴らしいホテルにも行った。あそこにいるみんなが超フレンドリーで歓迎してくれたんだ。あれをまた体験して、モナコにいる人たちと知り合うことが待ち切れない。僕はものすごく楽しみにしている」とケンバ。

 1年契約のため、来シーズンにケンバがNBAの舞台へ戻ってくる可能性もあるのだが、本人は現状について「確かだとは言えないかな。NBAはもちろんメインのゴールではある。けど僕は長年プレーしてきた。今の僕は自分の新しい冒険にフォーカスしている」と口にしていたため、ヨーロッパで複数年プレーする可能性もありそうだ。

 モナコにはマイク・ジェームズやエリー・オコボといったNBA経験のある選手たちもいるとはいえ、ケンバにとってはヨーロッパでプレーするという新たな経験だけに、この機会を存分に楽しんでほしい限りだ。

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