2023.08.02
6月5日(現地時間4日、日付は以下同)。『The Athletic』は、今年の「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」にアメリカ代表として複数の選手たちが参戦することをコミットしたと報じた。
現在、アメリカ代表はオリンピックで4連覇中。2008年の北京、2012年のロンドン、2016年のリオデジャネイロ、2021年の東京でいずれも金メダルを勝ち取っている。
ただ、ワールドカップでは2010年のトルコ大会、2014年のスペイン大会を制して2連覇を飾るも、2019年の中国大会では準々決勝でフランスに敗戦。順位決定戦でセルビアにも敗れて屈辱の2連敗を喫し、ポーランド戦を制したものの、7位という悔しい結果に終わっていた。
前回の大会ではケンバ・ウォーカー(現無所属)、ドノバン・ミッチェル(現クリーブランド・キャバリアーズ)、ハリソン・バーンズ(サクラメント・キングス)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)らがロスターに名を連ねていたものの、ベストメンバーとは言えず、メダルを獲得できなかった。
同メディアがこの日コミットした選手たちとして報じたのは、ミネソタ・ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズ、インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートン、ブルックリン・ネッツのミケル・ブリッジズ、ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソン、ミルウォーキー・バックスのボビー・ポーティス、ロサンゼルス・レイカーズのオースティン・リーブス。
スウイングマンのエドワーズと司令塔ハリバートンは今年オールスターに選出された実力者で、ブリッジズは攻防両面に秀でたリーグ有数のウイングプレーヤー、ブランソンはプレーオフでニックスを引っ張ったスコアリングガードで、ポーティスはバックスでシックスマンを務めるビッグマン、リーブスはレイカーズの主力としてプレーオフでも活躍した若手ガード。
現段階で『USAバスケットボール』からW杯のロスター発表はないものの、彼らの出場が実現すれば、相手にとって間違いなく脅威となるに違いない。
今大会から、アメリカ代表はグラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)がマネージング・ディレクター、ショーン・フォードがゼネラルマネージャー(GM)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)が指揮官として初の国際大会へ臨む。
カーHCのコーチングスタッフとしてアシスタントコーチ(AC)を務めるのは、現在デンバー・ナゲッツとの「NBAファイナル2023」を繰り広げているマイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHC、ゴンザガ大学のマーク・フューHC、ロサンゼルス・クリッパーズのタロン・ルーHCとなる。
FIBAランキング2位のアメリカ代表は、8月4日(現地時間3日)にラスベガスでトレーニングキャンプを開始予定。その後エキシビジョンゲームを複数こなし、グループフェーズのファーストラウンド、グループCとしてフィリピンのマニラへ乗り込み、26日にニュージーランド(同26位)、28日にギリシャ(同9位)、30日にヨルダン(同33位)と対戦する。
今年のW杯でアメリカ代表として出場する選手たちは誰になるのか。今回報じられた6選手のほか、どの選手たちが加わることになるかも楽しみに待ちたいところだ。
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