2023.08.20
NBAのフリーエージェント(FA)戦線の幕開けが着々と近づくなか、今夏は2020年にドラフト指名され、ルーキー契約中にいる選手たちが所属チームと高額な延長契約を締結する機会でもある。
昨年は2019年のドラフト組がそのチャンスを得ており、ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソン(1巡目1位指名)、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラント(1巡目2位指名)、クリーブランド・キャバリアーズのダリアス・ガーランド(1巡目5位指名)がマックス額の延長契約を手に入れた。
そして今年は、7月7日(現地時間6日、日付は以下同)から2020年のドラフト組がそれぞれの所属チームと超高額な延長契約を結ぶ機会を得ることとなる。
この年のドラフト組でマックス額の延長契約を手にする可能性が高いのは、1巡目1位指名のアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、同3位指名で新人王に選ばれたラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)、同12位指名のタイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)の3選手。
彼らはキャリア3年目を終えた現段階でオールスター出場を飾っており、いずれも所属チームの中心選手を担っている。『ESPN』によると、エドワーズは5年総額2億700万ドル(約296億100万円)、ボールとハリバートンはそれぞれ5年総額2億400万ドル(約291億7200万円)という巨額契約を結ぶ資格を得ることになるという。
そのほか、マックス額とはいかなくとも、グリズリーズで主力へ成長したデズモンド・ベイン、フィラデルフィア・セブンティシクサーズで得点源の一角を務めるタイリース・マクシーといった選手も高額な延長契約を結ぶことができるかもしれない。
すでにドラフト指名権が絡んだトレードで大物選手が複数移籍することが合意と報じられているのだが、今後のFA戦線の行方とともに、2020年のドラフト組の動向にも注目していきたいところだ。
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