2025.06.28

京都精華学園がNBA新大会で決勝進出…リヤが29得点22リバウンドと中国の前に立ちはだかる

29得点22リバウンドのモンスタースタッツを叩き出した京都精華のリヤ(左) [写真]=NBAライジングスターズ・インビテーショナル
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 シンガポールで開催中の「NBAライジングスターズ・インビテーショナル」は6月28日から決勝トーナメントがスタート。女子準決勝第2試合に京都精華学園高校(日本)が登場し、清華大学附属高級中学(中国)と対戦した。

 京都精華学園は、予選リーグと同じ吉田ひかり、金谷悠加、ンガルラムクナリヤ(以下リヤ)、石渡セリーナ、坂口美果を先発起用。先制点はリヤのゴール下。その後、金谷のアシストからリヤの速攻、金谷のドライブが決まりリードを広げる。

 その後、中国の高さを生かしたゴール下に手を焼き、第1クォーターを18−15と3点リードで終えると、第2クォーターには司令塔の吉田を起点に速攻が立て続けに決めて主導権を完全に握った。日本では試合に出場できない留学生を2人起用した布陣も奏功し、リバウンドの面でも優位に立った。

 後半に入り、足の止まらない京都精華がペースを渡さず83−55で勝利。決勝進出を決めた。速報値の個人スタッツではリヤが29得点22リバウンドのダブルダブルをマーク。吉田も12得点10アシスト7リバウンドとトリプルダブルに迫る数字を残した。また、満生小珀は16得点を記録。

 翌6月29日に行われる決勝戦で京都精華は、同じく準決勝でフリンダース・クリスチャン・コミュニティカレッジ(オーストラリア)を91−72で破った温陽(オニャン)女子高校(韓国)と対戦する。試合開始は16時15分(現地時間15時15分)の予定だ。

NBAライジングスターズ・インビテーショナル』は、今年から始まった高校年代向けの大会で、アジア太平洋地域の11カ国から男女のチームが参加。日本からは福岡大学附属大濠高校(福岡県/男子)と京都精華学園高校(京都府/女子)が出場しており、両チーム揃って準決勝に駒を進めていた。

■試合結果
京都精華学園高校(日本) 83-55 清華大学附属高級中学(中国)
JPN|18|29|16|20|=83
CHI|15|12|16|12|=55