2025.08.29

32歳でポーランド代表デビューしたジョーダン・ロイド「考えてもいなかったことだけど…」

デビュー戦で32得点を奪ったロイド[写真]=fiba.basketball
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 8月29日に行われた「FIBAユーロバスケット2025」のグループフェーズ初戦。ポーランド代表はホームでスロベニア代表との一戦を105-95で制し、白星スタートとなった。

 スロベニアはルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)が34得点4リバウンド9アシスト5スティール2ブロックと爆発したものの、ポーランド代表デビューしたジョーダン・ロイドの活躍も光った。

 フランスのASモナコに所属するロイドは、約15分間に5本の長距離砲を沈めるなど大当たり。27分2秒のプレータイムで3ポイントシュート成功率87.5パーセント(7/8)、フリースロー成功率87.5パーセント(7/8)の計32得点に2アシスト2スティールをマーク。

「これこそチーム全員が努力した結果さ。みんながステップアップしたんだ。ルカは確かに信じられない選手だけど、僕らは全員がいい仕事をしていたから、チームで手にした勝利だ」

 試合後にそう語ったロイドは、アメリカのジョージア州アトランタで生誕した193センチ95キロのガード。ドラフト外からNBA入りして2018-19シーズンをトロント・ラプターズで過ごし、直近3シーズンをASモナコでプレー。

 7月27日に32歳を迎えた男は、今夏ポーランドのパスポートを受け取ったことで、念願の代表チーム入りを飾った。ユーロバスケットのデビュー戦で歴代4番目となる32得点、1995年以降で最多の7本もの3ポイントを沈めたベテランは、スロベニア戦後に代表チーム入りしてプレーすることについてこう話していた。

「自分で計画していたことではなかった。正直、考えてもいなかったこと。けどその機会がやって来たんだ。最高の経験になるかもしれないと見ていた」

「僕は今32歳で、これまでたくさんバスケットボールをプレーしてきた。けど(代表チームでプレーするのは)やったことがなかった。ここ数年、コミュニケーションをとってきたんだ。ただランダムに決まったことじゃない」

 グループDのポーランドは、31日にイスラエル代表、翌9月1日にはアイスランド代表戦が組まれている。代表チーム入りしたベテランのロイドが、次戦以降も活躍を続けることができるかは気になるところだ。

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