2016.12.09

bjリーグ“オリジナル6”同士の一戦、明成高出身の3選手のマッチアップがカギに

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 新潟アルビレックスBB仙台89ERSは、bjリーグに初年度から参戦した、いわゆる“オリジナル6”である。東西地区制が導入された3シーズン目以降も、東地区でしのぎを削ってきたプレーオフ常連同士。Bリーグが3地区制になったことで初めて地区が分かれ、今季の対戦は今回限りだ。

 新潟はアウェイで滋賀レイクスターズ相手に1勝1敗。初戦はスターターに復帰した遥天翼の21得点もあり1点差の接戦を勝ちきったが、翌日は序盤に先手を取られたのが響いて敗戦。少し前まで6戦全勝だった日曜日は、ここにきて3連敗中だ。

 そして仙台は泥沼の10連敗中。前節は初戦で100点ゲームを許した反省を活かし、2戦目に失点を74まで下げたが、得点も83から67に減ってしまった。片岡大晴ウェンデル・ホワイトに次ぐ安定した得点源の出現が望まれる。

 注目は畠山俊樹石川海斗佐藤文哉。宮城の明成高校を全国屈指の強豪に押しあげた3人は、身長もそろって170センチと、マッチアップの可能性大。プロになって再び仙台を背負って戦う石川と佐藤を相手に、畠山もホームで負けるわけにはいかない。それぞれの誇りを懸けたマッチアップになりそうだ。

文=吉川哲彦

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