2017.04.29

CS進出を争う京都と琉球、両チームとも日本人選手の活躍に期待

 西地区2位の大阪エヴェッサとの前節第1戦に勝って勝率で並んだ琉球ゴールデンキングスだったが、2戦目で敗れて再び1ゲーム差に。対戦成績でも1勝5敗と負け越しが決まり、2位に上がるためには残り5試合で大阪より2つ以上多く白星を挙げ、勝率で上回る必要がある。最終節で再び激突する大阪戦の前に、まずは2ゲーム差の京都ハンナリーズに引導を渡すことができるか。

 1戦目は第1クォーターで16点のリードを奪い、19得点の喜多川修平を筆頭に日本人選手が計60得点をマークした。しかし、2戦目は第1クォーターがわずか8得点と序盤でつまずき、チーム全体で62得点。2戦とも得点を2ケタに乗せたのは津山尚大ただ1人だ。

 対する京都も前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦は連勝を逃した。1戦目は31得点、2戦目は27失点と、こちらは第3クォーターの出来が勝敗を分けた。小島元基が復帰即スターターで2戦とも得点を2ケタに乗せたのは、残り5試合に向けてこの上ない好材料だ。

 チャンピオンシップ進出には地区2位を狙うしかない京都。大阪との3ゲーム差をひっくり返すには、もう1つも落とせない。大逆転進出へのラストピースになれるか、キーマンはやはり小島だ。

文=吉川哲彦

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