2017.10.13

新戦力好調の富山グラウジーズを迎え撃つシーホース三河、村上直と西川貴之の働きがカギ

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 シーホース三河の前節大阪エヴェッサ戦は、盤石の出来だったと言っていいだろう。2戦とも第1クォーターの失点を10点に抑え、40分間相手に流れを渡さない快勝。1戦目は9アシストの桜木ジェイアールを起点にパスがよく回り、計6人が2ケタ得点を挙げた。2戦目は金丸晃輔比江島慎で計40得点と役割を果たしている。そして橋本竜馬が現在3試合連続2ケタ得点と、オフェンス面でも非常に意欲的だ。

 今節三河のホームに乗りこむのは富山グラウジーズ。前節は西宮ストークスにやや苦しめられながらも連勝を飾り、B1での経験値の差を見せることはできた。開幕に間に合わなかった岡田優が1戦目で15得点3スティールと持ち味を発揮。2戦目は大塚裕土が3ポイント6本を含む20得点、上江田勇樹が10得点、さらに青木ブレイクが約11分の出場で5リバウンドと新戦力が期待に応えた。

 新戦力といえば、三河の村上直西川貴之もチームのカギを握る存在だ。完成度の高いセットオフェンスに比べるとアーリーオフェンスに不慣れな三河の中で、村上と西川はフルコートを走り回れる貴重な戦力。富山に負けじと移籍組がハッスルできるか、今季の三河を占う上でも2人の働きに注目したい。

文=吉川哲彦

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