2017.11.17

連敗中の両軍、三遠ネオフェニックスはインサイドを制して混戦の中地区を抜け出したい

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 三遠ネオフェニックスにとっては痛い連敗だった。名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦した前節は、鹿野洵生を今季初めてスターター起用した効果が現れず、1戦目が57得点、2戦目も59得点と再び得点力不足に陥った。ディフェンスも互いにオンザコート2のクォーターで失点が多く、相手のターンオーバーが2戦とも6個とミスを誘うディフェンスができていない。

 一方の大阪エヴェッサはさらに元気がなく、現在5連敗中。京都ハンナリーズとの“京阪ダービー”1戦目は18点差の完敗。2戦目は第3クォーター終了時点の6点リードを守りきれなかった。外国籍選手がポテンシャルを発揮できていない上、2戦目で3ポイント7本を含む31得点を挙げた熊谷尚也についても本来の持ち味を十分に活かしているとは言い難い。

 現在中地区は三遠を含む4チームが6勝9敗で並ぶ状況。三遠としては大阪戦を良い形で連勝して一歩抜け出したいはずだ。そのためにはまずディフェンスが重要。特に相手の外国籍選手にインサイドで仕事をさせないことだろう。大阪は、出場機会に恵まれていない寒竹隼人安部潤を積極的にコートに送り出すなど、西地区最下位脱出に向けて思いきった戦略変更も考えなければならない。

文=吉川哲彦

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