2017.12.01

ストーン獲得の島根スサノオマジック、生え抜きの山本エドワードがチームに勢いをもたらせるか

 島根スサノオマジックが9連敗で、ついに西地区最下位に転落。第9節のサンロッカーズ渋谷戦は2戦とも前半は接戦を演じながらも、後半に勢いを失ってしまった。2戦とも62得点しか奪えず、得点力不足解消の兆しは見られないまま。ディフェンスは一定の成果を見せているだけにオフェンス面で手を打つ必要があるが、ブレンダン・レーンに代えてタイラー・ストーンを獲得したことは少なからずいい影響があるだろう。

 島根にとって約1カ月ぶりのホームゲームは、前節アルバルク東京に土をつけたレバンガ北海道との対戦。1戦目はマーク・トラソリーニの28得点などで、桜井良太の500試合連続出場を祝う見事な白星を挙げた。2戦目は第1クォーターで10得点と出遅れ、第4クォーターでは35失点。前日の負傷でグレゴリー・ウィッティントンが欠場したのも響いた。

 今季まだ4勝の島根だが、ホームでは3勝3敗と五分で乗りきっており、今節はきっかけをつかむチャンス。スコアラーのストーンや調子が上向いている相馬卓弥にも期待できるが、ここは生え抜きの山本エドワードに期待したい。チーム創設1年目から在籍する山本の活躍はブースターのボルテージを上げ、チームのエナジーになるはずだ。

文=吉川哲彦

この試合の他の記事

レバンガ北海道の関連記事

B1の関連記事