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W杯予選の苦境を乗り越えた女子日本代表…島田会長が総括し現場サポートや今後の体制強化を明言

本戦出場が決まり喜びを爆発させる女子日本代表 [写真]=fiba.basketball
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 3月18日、日本バスケットボール協会(JBA)とBリーグによる合同メディアブリーフィングが開催され、島田慎二JBA会長兼Bリーグチェアマンが対応した。

 3月11日から17日にかけてトルコ・イスタンブールで行われた「FIBA女子ワールドカップ2026予選トーナメント」で、女子日本代表は開幕から3連敗と苦しいスタートを切ったものの、その後カナダ戦、アルゼンチン戦に連勝。最終的に2勝3敗で並んだチーム間の順位決定により4位となり、9月にドイツ・ベルリンで開催される本大会への出場権を獲得した。

 島田会長は冒頭、「第5大会連続の出場が決まったが、一時はどうなるかという状況だった」と切り出し、「予選で3連敗したときはかなり厳しい状況に陥ったと感じた。選手もコーチも相当ショックを受けており、非常に難しい局面だった」と大会序盤の苦境を振り返った。

 今回は、同大会にカナダ戦まで帯同したことを報告。現地での活動を通じ、日本代表の現状と今後の強化方針について言及した。

 現地では競技面だけでなく、移動や滞在環境といった運営面でも課題を認識したといい、「環境面の話もそうですし、現地に行ってからスタッフや関係者から『これはどうなっていますか』『こういうことはできませんか』といった声を多くもらった」と説明。「そういった声に対しては、できるものはやるというスタンスで対応してきた」と語り、現場の要望を前向きに受け止めてきた姿勢を明かした。

 そのうえで、今後はより本格的な体制強化に踏み込む考えを示した。「これから起こることは環境面だけではなく、男子でも取り組んできたようにコーチングスタッフやサポートスタッフを増やすこと、グラフィックや分析などの体制強化、インフラやシステムのアップデートといった部分になる」とし、現場から上がった声をもとに具体的な改善に着手していることを強調。「すでに指示できるものについては動き出している」と明かした。

 また、選手とのコミュニケーションにも積極的に関わったという。「これまであまりなかったと聞いているが、試合後にはロッカー付近まで行って選手とハイタッチをしたり、声をかけたりしてきた。全試合でそういったことを続けた」と説明。「一緒に戦っている感覚を共有してもらいながら、できるサポートをしっかり行い、信頼関係を築いていくことが大事」と語り、代表活動における関係構築の重要性を強調した。

 大会を通じては、世界基準の強度やフィジカルの差も改めて実感したとし、個の成長とチーム力の向上を並行して進める必要性を指摘。今後は代表チームと国内リーグ、育成世代を含めた連携を強化しながら、日本全体として競技力向上を図っていく方針を示した。

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