1時間前

八村塁に相次ぐ称賛の嵐…大学の後輩ホルムグレンも対戦を警戒「日本のマイケル・ジョーダン」

プレーオフ1回戦において攻防両面で存在感を発揮した八村[写真]=Getty Images

■相手選手の母親からも称賛された八村

タリ・イーソンの上から3ポイントを放つ八村[写真]=Getty Images


 NBAプレーオフ1回戦、八村塁が“最高”だったことに異論を唱える者はいないだろう。

 レブロン・ジェームズの圧倒的な存在感と、マーカス・スマートのリーダーシップ。八村はその脇で勝敗を静かに左右した選手だった。平均15.8得点、3ポイント成功率58.6パーセント。そして、6試合すべてで2ケタ得点をマーク。コーナー待機のシューターではなく、ミッドレンジ、接触下のフィニッシュ、速攻の走力まで含め、要所でシリーズの攻撃の継ぎ目を埋めた。また、ディフェンスではヒューストン・ロケッツの要を任され、アルぺラン・シェングンやジャバリ・スミスJr.らに一切の楽をさせなかった。

 奮闘したタリ・イーソンの母、テロヤ・イーソンは、ロケッツの敗退後、八村への賞賛を惜しまなかった。

八村塁選手、レイカーズファンや世界中の人はあなたにこのようなことを言わないでしょうけど、このシリーズでのあなたは、体格差を考慮すれば間違いなく、最高の選手でした。より良くなるために努力したことは、評価されるべきです。シュートを放つ度に、私はそれが入ると確信していました。あなたが憎いわ!」

■後輩の次世代スターも”日本のMJ”を警戒

同じゴンザガ大学出身のホルムグレンと八村[写真]=Getty Images


 次のラウンドで待ち受けるのは、オクラホマシティ・サンダーだ。JJ・レディックヘッドコーチも「史上最高のチームのひとつ」と、昨年王者に敬意を払う。レギュラーシーズンでは、4度の対戦で全敗。完成度の高さはリーグでも頭ひとつ抜けた存在であり、レイカーズにとってタフなラウンドになることは必至だ。

 だが、対戦相手のチェット・ホルムグレンは、八村を警戒する。ゴンザガ大学出身同士のマッチアップには、メディアも注目。OKCのセンターは“Zagsの先輩”について、賞賛と警戒、両方のコメントを伝えている。

「ゴンザガの選手には何か特別なものがあります。彼は才能のある選手です。ターンアラウンドシュートとか、時々“日本のマイケル・ジョーダン”を彷彿とさせるプレーをします。シュートを決めるのが本当にうまいし、コンタクトを受けながらでも決めてくる。だから、彼を調子に乗らせたり、簡単なシュートを打たせたりしてはいけないですね。あらゆるプレーで制限をかけ、彼を不自由にしなければいけません」

■現地記者も”王者撃破”の鍵を握る選手として言及

『NBA.com』のジョン・シューマン記者も、サンダーとの次ラウンドを展望する中で、八村に言及している。

 連覇がかかるサンダーについては、MVPに相応しいシャイ・ギルジャス=アレクサンダーの活躍と、層の厚さによるロードマネージメントに触れると同時に、ケガで第3戦、第4戦を欠場したジェイレン・ウィリアムズのコンディションを懸念。一方のレイカーズについては、ドンチッチ不在を埋めるレブロンの影響力が鍵を握るとしながらも、勝敗を分ける鍵として「八村塁が引き続き、素晴らしい3ポイントシュートを決め続ける必要がある」を挙げている。

 称賛され、警戒され、鍵を握る選手。八村はたまたまゾーンに入った脇役ではなく、レイカーズが最も苦しい局面で必要としていたサイズ、決定力、積極性のすべてを提供した勝利の立役者だ。

 優勝するために越えなければならない壁は、あまりにも高い。だが、現在の八村の“プレーオフモード”は、「やってくれる」と期待せざるをえない。

文=Meiji

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