2026.04.18
NBAは、長いシーズンの王者を決めるべく、いよいよプレーオフに突入する。選手たちの熱量とチームの完成度が剥き出しになるこれからの戦いは、レギュラーシーズンの試合がウォーミングアップに見えるほど、一気にテンションと強度を増す。そして、序盤の勢いはその後のトーナメントの結果を大きく左右するため、各球団は優勝を目指して初戦からスロット全開で正面衝突するのだ。
ウェスタン・カンファレンスは、昨年王者にしてシーズン1位のオクラホマシティ・サンダーが優勝の最有力候補と見られているが、実際はプレーオフなら番狂わせが起きても不思議ではないほどに、戦力と経験が拮抗している。また、八村塁も開幕から“大役”を任される見込みで、どのカードも見所が満載だ。
本稿では『NBA docomo』の配信カードから注目の3球団を厳選。各球団の魅力やチーム状況、そしてプレー以外の“推しポイント”にも触れている。3チームの現在地を知れば、きっとプレーオフは何倍も面白くなるだろう。
文=Meiji

サンダーは背番号「2」のSGAを中心にチームで戦う [写真]=Getty Images
レギュラーシーズン成績:1位
優勝回数:2回(前身のシアトル・スーパーソニックス時代を含む)
王者を牽引する現代NBAのベストプレーヤー
シーズンMVP、ファイナルMVP、カンファレンスファイナルMVP、得点王。昨年、これらの個人賞を総なめにした男が、サンダーの絶対的エース、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)だ。ミッドレンジから得点を量産するスタイルながら、今シーズンも得点ランキングは2位。リーダーシップも現代的で、冷静沈着で強かにフロアと感情をコントロールし、チームの協調性を重んじるタイプだ。また、オフコートではファッションリーダーとしても注目を集め、コンバースから発表しているシグネチャーモデル『SHAI 1』は発売前夜から長蛇の列ができるほど。今年のプレーオフも、サンダーの背番号2が主役の最有力候補であることに疑いの余地はない。
“仲良し度”もリーグトップ?!
サンダー名物、それは試合後の勝利インタビューだろう。彼らは記者と取材対象選手をチームメートたちが囲み、取材中に何かを“仕込む”のが恒例行事。記者に何枚もタオルを被せたり、仲間の手にキャンディーを盛り付けたりと、バリエーションも実に豊富だ。ちなみに、最もいたずら好きなのは、ジェイレン・ウィリアムズ。そして、レポーターが大のお気に入りであるニック・ガロだった日は大チャンスと見ていい。インタビューの最後、チームの“ドッグメンタリティー(強靭な精神力)”を表現する、犬の鳴き声のパフォーマンスにも注目だ。

八村はレブロンとともに名門チームをリードする存在 [写真]=Getty Images
レギュラーシーズン成績:4位
優勝回数:17回
八村塁の奮起は絶対条件
シーズンを4位で終えたレイカーズは、危機的状況にある。リーグ得点王のルカ・ドンチッチと、第2の得点源であるオースティン・リーブスがともに負傷離脱。互いに復帰までは4〜6週間を要すると見られており、1回戦は彼ら抜きでの戦いを強いられるだろう。これにより、八村はレブロン・ジェームズに次ぐ“2番手”に昇格。言い換えれば、八村の活躍なしで、レイカーズが次のラウンドに駒を進めるのは困難なのだ。だが、今シーズンの八村は別格と形容するにふさわしい。スリーポイント成功率はリーグ5位の44.0パーセント。また、伝家の宝刀であるミッドレンジ成功率もエリートクラスで、八村は今、“効率の鬼”と化している。八村がプレイオフモードに突入するか否か、レイカーズ最大の見所はここにある。
“史上最高傑作”に最後のプレーオフの可能性
マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)と並び、GOAT(Greatest of All Time)論争に名前の挙がるレブロンは、今年で歴代最長となる23シーズン目を迎えている。だが、この鉄人さえも、年齢による衰えは避けられない。本人は身体が限界寸前であることを認め、引退までに残された時間があとわずかであることを示唆。年齢もさることながら、レイカーズとの契約は今シーズン終了までとなっており、シーズン終了後の去就は不透明だ。仮に現役を続行したとしても、来年のプレーオフにレブロンがいる保証はない。キングのプレーを目に焼き付けること、それは現代に生きるバスケファンの使命と言えるだろう。

驚異的な高さが魅力のウェンバンヤマ [写真]=Getty Images
レギュラーシーズン成績:2位
優勝回数:5回
“エイリアン”の異名を持つチート級の怪物
群雄割拠のNBA、世代交代の最前線にいるのが、ヴィクター・ウェンバンヤマだ。「エイリアン」の異名は規格外のサイズと、それに似つかぬスキルに由来する。身長は、NBA最長の224センチ。これはモンスターボックス(跳び箱)15段の高さに匹敵するもので、立ったまま手を上に伸ばした際のリーチは約295センチまで到達する(※NBAのリングの高さは約305センチ)。高度から繰り出されるブロックショットは同選手の代名詞であり、オフェンスではスムーズなハンドリング、成功率約35パーセントのスリーポイントまで装備。シーズン前にはアジアを旅して、中国滞在時には可動域、強度、バランスを改善するべく、坊主頭で少林寺を体験し、その後は日本にも訪れ、ドン・キホーテでのショッピングや富士山観光を楽しんだ。アジアの文化に触れて進化を遂げたMVP候補のプレーは一見の価値アリだ。
球団に宿る“育成”の美学
スパーズは、テレビゲームのようにスター選手を集結させる手口を使わない。選手たちを大切に育てるカルチャーこそ、この球団の最大の魅力である。ウェンバンヤマはもちろん、チームの中核であるデビン・バッセルと、ベンチの得点源であるケルドン・ジョンソンは共に生え抜き。また、若手のステフォン・キャッスルとディラン・ハーパーも、スパーズがドラフトで指名した選手たちだ。現在のチーム構成は、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリの生え抜きビッグ3で、複数回優勝を成し遂げた2000年代のスパーズを想起させる。その当時は、八村の「BLACK SAMURAI SUMMIT」にも参加したアスレチックトレーナー、山口大輔氏もスパーズと契約していた時期で、同氏も2007年から2014年まで、優勝を経験しながら長く球団と時間を共にした。スパーズには派手さこそないが、培ってきたケミストリーと堅実なバスケットボールがある。球団にとって2018-19シーズン以来となるプレーオフ、古豪復活なるか。

【配信概要】
・配信形態:NBA docomo(無料)
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