2026.03.19
3月11日から17日にかけてトルコ・イスタンブールで行われた「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026 予選トーナメント」を戦い抜き、本戦出場を決めた女子日本代表が3月19日に帰国。「FIBA バスケットボールワールドカップ2026」出場決定報告記者会見に臨んだ。
会見にはコーリー・ゲインズヘッドコーチ、キャプテンの宮澤夕貴をはじめ、髙田真希、山本麻衣、今野紀花、東藤なな子、平下愛佳、朝比奈あずさ、薮未奈海、田中こころの計9名の選手が登壇。なお、渡嘉敷来夢はWリーグの入れ替え戦を明日に控えているため、町田瑠唯は左足ふくらはぎ肉離れの治療のために欠席。馬瓜ステファニーは所属するカサデモント・サラゴサ(スペイン)へ合流するためチームとは別行動となった。
冒頭、ゲインズHCは「私たちは2つのことを成し遂げるためにトルコへ行きました。1つは出場権を獲得すること、もう1つは試合を重ねるごとに良くなっていくことです」と、大会前に設定していたテーマを振り返った。
さらに、合宿初日の最初の練習において、選手たちへ「これから一つの旅に出る。目的地ではなくプロセスが一番大切だ」と伝えていたことを明かし、「本当に長く、素晴らしい旅となりました。最初から掲げていた2つの目標を達成できたことが、この旅の最高の結末です」と喜びを口にしつつ大会を総括した。
しかし今大会、日本は初戦から3連敗を喫し崖っぷちに立たされていた。宮澤は「最初の3試合が終わったあとのチームミーティングが、まとめて言うと『涙のミーティング』でした。もうやらなきゃいけないというところは分かっていたので、チームが一つになった感じがありました」と、その後の2連勝につながったターニングポイントを明かす。

大会中の逸話を披露したキャプテンの宮澤 [写真]=兼子愼一郎
チームの立て直しについて、ゲインズHCは「データ分析でわかることには限界がある。自分の目で見た直感とデータを組み合わせて、問題を解決しようとした」と、スタッフ陣と試行錯誤しながら状況を打破した手応えを語った。
大会後半の2連勝で出場権を勝ち取った背景には、日本のプレースタイルの特性があった。ゲインズHCは、今大会で頻繁に選手交代を行った意図について次のように説明する。
「我々のシステムはプレッシャーディフェンスを土台とし、常に全力で走ることを求めるため身体に大きな負荷がかかる。3試合目を過ぎると、カナダは我々のペースについてこれず、アルゼンチンは完全にガス欠になっていた。しかし我々はこの交代スタイルで戦っていたので、5試合目でもフレッシュでいられた。相手のエースは足が残っていなかったが、我々のガード陣には足があった。12人全員でプレーするのが我々のシステムだ」

大会を総括したゲインズHC [写真]=兼子愼一郎
9月にドイツで開催される本戦に向け、指揮官は2つの改善点を挙げた。「一つ目はリバウンド。5人全員で獲りにいくスタイル、これを『ギャング・リバウンド』と呼んでいるが、それを徹底し、ボールを奪えば我々のスピードを活かして速攻に持ち込める。もう一つは終盤の遂行力。第4クォーターの遂行力を高めること、細かい部分に集中することが重要」と語った。
宮澤も「日本がやってきた速いバスケットを、もう世界中のチームがやっているという印象を受けた」と世界の進化を肌で感じたとし、「課題で上がったボックスアウトの面など、細かいところを一つ一つ潰していかないと戦っていけない」と本戦への危機感と覚悟を口にした。
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