2018.01.19

天皇杯王者の千葉ジェッツ、攻守の連係取れたチームバスケットを継続できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 東地区首位のアルバルク東京に1勝差と迫っていた千葉ジェッツ。年をまたいで行われた直接対決で首位浮上を狙ったが、守り合いとなった1戦目を1点差で落とすと、2戦目は富樫勇樹の負傷というアクシデントもあり、今季最少の49得点で完敗を喫した。A東京とは3勝差に広がったが、中断期間中に開催された「第93回天皇杯・第84回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会」は昨年に続く連覇を達成。再び上昇気流に乗ったとみていいだろう。

 今節は千葉ポートアリーナに横浜ビー・コルセアーズを迎え撃つ。その横浜は滋賀レイクスターズをアウェーで連破し、いい形で新年を迎えた。ウィリアム・マクドナルドを出場停止で欠きながらも、1戦目はジェフリー・パーマーハシーム・サビート・マンカが“ダブルダブル”の活躍を見せ、川村卓也も24得点を記録。2戦目は第3クォーターまでの9点差をひっくり返した。2戦を通じて細谷将司田渡凌の働きも目を引き、チームとして荒波を1つ乗り越えた感がある。

 昨季の対戦で、千葉は川村の劇的なブザービーターで手痛い1敗を喫している。足をすくわれないためには、天皇杯で見せたような攻守に連係の取れたチームバスケットを継続できるかどうかだ。

文=吉川哲彦

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