地区首位の座を守りたい新潟アルビレックスBB、相手をよく知る柏木真介の活躍に期待

吉川哲彦

新潟アルビレックスBB

2018.11.07 19:05 T.O.
試合終了
シティホールプラザアオーレ長岡

シーホース三河

■新潟アルビレックスBBvsシーホース三河（＠シティホールプラザアオーレ長岡）
11月7日19時5分～

　横浜ビー・コルセアーズ戦の連勝で中地区首位の座に立った新潟アルビレックスBB。ただ、昨季のチャンピオンシップ進出チームとの対戦は連敗を喫した第3節の千葉ジェッツ戦しかなく、強豪から白星を挙げて実力を証明したいところ。今節のシーホース三河戦は大きな試金石となる。

　横浜戦は、第5節の対戦でも有効だったゾーンアタックが機能。1戦目は得点者が4人のみだったが、戦列に戻ったラモント・ハミルトンが22得点7リバウンド7アシスト、五十嵐圭も9得点7リバウンド7アシストとオールラウンドに活躍した。2戦目は第3クォーターの速攻3連発で大きく流れを引き寄せ、最後は24点差をつける快勝。1戦目は無得点だった鵜澤潤や上江田勇樹らも、要所で効果的なシュートを決めた。渡辺竜之佑の長期離脱が判明した今、ベンチメンバーの奮起が求められる。

　開幕5連敗の三河は一気に勝率5割まで持ち直すと、その勢いのまま前節の富山グラウジーズ戦も連勝。2シーズン連続CSセミファイナル進出の底力で、あっという間に“貯金”生活に入った。その原動力は金丸晃輔。前々節から3ポイントの試投数を増やしている金丸は、前節も2戦とも8本の3ポイントを炸裂させ、1戦目が31得点、2戦目が33得点を挙げた。ジェームズ・サザランドと合わせて50点以上を叩きだしているのは、相手にとっては大きな脅威。そして、1戦目で21本、2戦目で16本のリバウンドをもぎ取っているアイザック・バッツの働きも見逃せない。

　首位を守りたい新潟としては、1勝差に迫る三河を止めることで勢いを加速させたい。そのカギを握るのは、かつて三河で優勝やMVPも経験してきた柏木真介。三河をよく知る柏木は、前節1戦目で5本の3ポイントを含む19得点をマークするなど、全盛時に匹敵する存在感を見せている。五十嵐とともに横浜のゾーンの穴を巧みに突いた柏木が、いかにして三河の弱点をあぶり出せるかが勝敗の分かれ目だ。

文＝吉川哲彦

■ロースター
・新潟（ヘッドコーチ：庄司和広）
山口祐希（NEW）
柏木真介（NEW）
五十嵐圭
 鵜澤潤
 石井峻平（NEW）
渡辺竜之佑（NEW）
森井健太
 上江田勇樹（NEW）
池田雄一
 ラモント・ハミルトン
 ダバンテ・ガードナー