2018.11.07

マクドナルドの横浜凱旋試合、田渡凌と田渡修人による兄弟対決も必見

横浜ビー・コルセアーズvs三遠ネオフェニックス(@横浜国際プール)
11月7日19時05分~

 第5節で黒星を喫した新潟アルビレックスBBへのリベンジはならず、前節は連敗となった横浜ビー・コルセアーズ。中地区最下位で迎える今節の相手は、星1つの差で同5位の三遠ネオフェニックスだ。ホームの利を活かし、まずは最下位脱出を目指す。

 新潟戦は第5節と同様にゾーンディフェンスを攻略され、1戦目こそ7点差と粘ったものの、2戦目では第3クォーターに3本連続で速攻を許したところから一気に突き放され、24点の大差で敗戦。契約間もないプリンス・イベは早速スターター起用されたが、1戦目はファウルトラブルで出場時間が限られ、2戦目は11リバウンドを記録したがオフェンス面で高さを発揮しきれなかった。

 得点力不足にあえぎながらも前々節の新潟戦2戦目で91得点を挙げて10月を締めくくった三遠は、前節のレバンガ北海道との1戦目も86得点。ウィリアム・マクドナルドが25得点を挙げれば、復帰3戦目でスターターに名を連ねた鈴木達也は10アシストを記録。第4クォーターの追いあげを凌いで今季4勝目となった。しかし2戦目は9-27と圧倒された第1クォーターの劣勢を挽回できず、88失点で黒星。マクドナルドはこの試合も20得点17リバウンドと奮闘し、ロバート・ドジャーも19得点をマークしたが、ディフェンスでは相手の外国籍選手2人に計55得点を許している。

 昨季在籍したマクドナルドをホームに迎え撃つ横浜にとって、そのマクドナルドが今季ここまで好調を持続しているのが厄介なところ。したがって、エドワード・モリスを含めた実質オンザコート3の強みをフルに発揮し、マクドナルドをゴール下から追いだすことができるか。また、今季ともに安定感のある活躍を見せている三遠の田渡修人と横浜の田渡凌による兄弟対決も面白い。開幕節で先発を外れながらその後スターターに定着した両者は、12試合中7試合で2ケタ得点を挙げている点も共通している。どちらがチームを勝利に導くかが見ものだ。

文=吉川哲彦

■ロースター
・横浜(ヘッドコーチ:トーマス・ウィスマン)
細谷将司
川村卓也
高島一貴
湊谷安玲久司朱
中村太地(NEW/特別指定選手契約)
橋本尚明(NEW)
アマンゼ・エゲケゼ(NEW)
ハンター・コート(NEW)
ジャボン・マックレア(NEW)
田渡凌
竹田謙
エドワード・モリス(NEW)
プリンス・イベ(NEW)
小原翼(NEW)

・三遠(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
ジョシュ・チルドレス(NEW)※今節は帯同せず
ロバート・ドジャー
寺園脩斗(NEW)
川嶋勇人
長谷川智伸(NEW)
渡邊翔太(NEW)
太田敦也
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
鈴木達也
菅野翔太
ウィリアム・マクドナルド(NEW)
田渡修人

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