2018.11.20
■琉球ゴールデンキングスvsアルバルク東京(@沖縄市体育館)
第1戦:11月17日20時5分、第2戦:11月18日19時5分
琉球ゴールデンキングスがホームの沖縄市体育館にアルバルク東京を迎え撃つ。11月2日、3日に行われた前回の対戦では琉球がA東京に2連勝をあげ、周囲を驚かせたことは記憶に新しい。持ち前の激しいディフェンスに加え、A東京を攻防両面から徹底分析してスカウティングを施し、そして実際のゲームにおいてそれを完璧に近い形で遂行できたのが琉球の勝因と言えるだろう。
2試合終えて記者会見に臨んだ琉球の佐々宜央ヘッドコーチは「まだまだ課題はあるがこの2勝は大きい」と胸を張った。対照的にA東京のルカ・パヴィチェヴィッチHCは「うちはリズムがかみ合わなかった。琉球は強い」とシャッポを脱ぐ形となった。
A東京はその後、秋田ノーザンハピネッツには勝利したものの、第9節、川崎ブレイブサンダースとの初戦では66-79と完敗。2戦目で何とか勝利をもぎ取ったが、ここに来てオフェンスのリズムが悪いのが気になるところだ。
一方、琉球はA東京戦の後、西地区6位のライジングゼファー福岡にまさかの敗退。それでも10月下旬から11月に行われた川崎、A東京、千葉ジェッツというオーバーカンファレンスの戦いを4勝2敗で乗り切り、好調をキープしていると言えるだろう。
前回の対戦では琉球はA東京が得意とするピック&ロールからの合わせのプレーを徹底的にマーク。2-3のゾーンディフェンスを交えた形でA東京のオフェンスを抑えた。今回もまずは琉球がどのような仕掛けをしてくるかに注目が集まる。それに対してA東京がどのように準備をしてくるか。今週の練習では主力となる田中大貴、竹内譲次、馬場雄大が代表合宿で離れていただけに、その他のメンバーの奮起が必要だ。
A東京と琉球という東西の強豪同士の対戦は今節で今シーズン最後となる。前回の対戦ではまるでチャンピオンシップを思わせるような緻密なコンビネーションと各選手の気合が入ったプレーとのコントラストで、満員に膨れ上がったアリーナ立川立飛のファンを魅了した。今回は琉球のホームでの開催となるが、A東京にとってもはや連敗は許されない。
文=入江美紀雄
■ロースター
・琉球(ヘッドコーチ:佐々宜央)
石崎巧
橋本竜馬
並里成
金城茂之
須田侑太郎
ジェフ・エアーズ
岸本隆一
寒竹隼人
田代直希
アイラ・ブラウン
ジョシュ・スコット
古川孝敏
・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
齋藤拓実
安藤誓哉
馬場雄大
正中岳城
ザック・バランスキー
菊地祥平
竹内譲次
田中大貴
ジャワッド・ウィリアムズ
ミルコ・ビエリツァ
アレックス・カーク
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