2019.01.15

シーホース三河は両ウィングの活躍に期待、新潟アルビレックスBBはフォワード陣がカギを握る

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

シーホース三河vs新潟アルビレックスBB(@ウィングアリーナ刈谷)
1月16日19時5分

 よもやの黒星先行での年越しとなったシーホース三河だが、前節の連勝で16勝15敗とかろうじて“貯金”を作ってレギュラーシーズンを折り返した。約1カ月半の欠場から戦列復帰を果たしたアイザック・バッツが試合勘を取り戻しつつあり、ここから本領発揮といきたいところだ。

 前節のレバンガ北海道戦、1戦目は特別指定選手の熊谷航が22分の出場時間を与えられ、15得点4アシストの大活躍。息詰まるクロスゲームでチームをけん引し、勝利をもたらした。また、この試合で今季最多の18得点をマークした西川貴之は、2戦目で3ポイント4本を含む20得点とさらに数字を伸ばし、連勝の立役者となっている。

 対するは新潟アルビレックスBB。こちらも前節は京都ハンナリーズを相手に連勝を飾っている。1戦目は第3クォーターに速攻を連発して抜けだし、第4クォーターは10失点とディフェンス面も成果を挙げて21点差の快勝。接戦に持ちこまれた2戦目も、残り24秒の池田雄一の3ポイントで白星をつかんだ。2戦目で京都にオフェンスリバウンドを1本も許さず、ダバンテ・ガードナーが今季2度目の20リバウンドを記録するなど、2戦を通じて京都の弱点であるリバウンドでしっかりと優位に立ったことも勝因だ。中地区首位を2カ月キープしている新潟は、この連勝で21勝10敗として“貯金”も2ケタに乗せた。

 今季3度の対戦では新潟が2つ先勝し、三河は3度目の対戦でようやく1つ取り返した。金丸晃輔の34得点が効いたことは言うまでもないが、サイズと機動力を兼ね備えた西川との両ウィングが機能すれば、さしもの新潟も手を焼くはず。シーズン序盤に比べて3ポイントの成功率も向上してきている西川の働きが、勝敗に大きな影響を与えるに違いない。そして、その西川や金丸とマッチアップする新潟のフォワード陣もカギを握る。中でも前節2戦計21得点の池田のシュート力は、三河も警戒しなければならない。

文=吉川哲彦

■ロースター
・三河(ヘッドコーチ:鈴木貴美一)
ジェームズ・サザランド
ケネディ・ミークス
狩俣昌也
アイザック・バッツ
村上直
森川正明
西川貴之
金丸晃輔
松井啓十郎
加藤寿一
岡田侑大
桜木ジェイアール
生原秀将
熊谷航

・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
山口祐希
柏木真介
五十嵐圭
鵜澤潤
石井峻平
渡辺竜之佑
森井健太
上江田勇樹
池田雄一
ラモント・ハミルトン
ダバンテ・ガードナー

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