2019.01.28
■栃木ブレックスvsサンロッカーズ渋谷(@ブレックスアリーナ宇都宮)
1月23日19時5分
「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」決勝で敗れた借りを返すべく、前節の千葉ジェッツ戦に臨んだ栃木ブレックス。第3クォーター終了時点で50-50と栃木の得点ペースに持ちこみながら、最後の10分間で30失点を喫し、リベンジならず。勝利していればリーグ戦の順位でも逆転して東地区首位に返り咲くところだったが、2勝差に開く結果となった。離されることなくついていかなければならないが、ライアン・ロシターと渡邉裕規がインフルエンザで「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」を欠場し、今節も出場は微妙な情勢。出場できたとしても、体力面の不安は残る。
その相手はサンロッカーズ渋谷。レバンガ北海道と相対した前節は点差を離しては追いつかれる、あるいは逆転される展開だったが、その都度ライアン・ケリーやベンドラメ礼生が得点を重ねて相手に勢いを渡さず、両者80点台というややハイスコアな展開で勝ちきった。ベンドラメは今季最多の26得点を挙げ、長谷川智也も今季2番目に長い23分49秒の出場で11得点をマークした。ベンドラメはオールスターでも24得点でMVP候補に躍りでるなど波に乗っている。
同地区ながら今季レギュラーシーズンで初対決となる今節の最大の注目は、やはりBリーグに帰ってきた比江島慎。前節は15分12秒の出場で6得点4アシストと、合流初戦としてはまずまずの出来だった。栃木でのホームデビューとなる今節は、渡邊のコンディション次第でスターター出場の可能性も十分にあるだろう。いずれにしてもギアを上げてくることは間違いなく、そのパフォーマンスは必見だ。
もう1つ注目したいのはビッグラインアップによる攻防だ。栃木が竹内公輔と橋本晃佑に外国籍選手1人を加えた布陣の時間帯を徐々に伸ばしている一方で、SR渋谷も外国籍選手2人とファイサンバの同時起用をワンポイント的に採用することがある。両者がどのタイミングでサイズアップするか、その布陣で試合の流れをつかむのはどちらかという点は非常に興味深い。
文=吉川哲彦
■ロースター
・栃木(ヘッドコーチ:安齋竜三)
田臥勇太
ジェフ・ギブス
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
田原隆徳
アンドリュー・ネイミック
渡邉裕規
鵤誠司
橋本晃佑
ライアン・ロシター
栗原貴宏
山崎稜
喜多川修平
・SR渋谷(ヘッドコーチ:伊佐勉)
満原優樹
秋葉真司
清水太志郎
ファイサンバ
ロバート・サクレ
伊藤駿
ベンドラメ礼生
マーカリ・サンダース・フリソン
杉浦佑成
長谷川智也
広瀬健太
山内盛久
ライアン・ケリー
盛實海翔
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