2019.01.23

難敵をホームでまたまた返り討ちにできるか!? 天皇杯準決勝の再戦は1つのミスが命取りになる大接戦を予想

バスケットボールキング編集部

千葉ジェッツvsアルバルク東京(@千葉ポートアリーナ)
1月23日19時5分

 前節は「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」決勝の再戦となった千葉ジェッツvs栃木ブレックスが行われたが(結果は千葉が勝利)、今節は準決勝の再戦、千葉vsアルバルク東京が千葉のホーム、千葉ポートアリーナで開催される。

 記憶にも新しいが、天皇杯では千葉が残り1秒、マイケル・パーカーがリバウンドをねじ込み、大熱戦に終止符を打った。A東京とすれば、アウェーでの対戦となるが、何としてもそのリベンジを果たしたいところだろう。さらに激戦を極める東地区のトップ争いに残るためにも負けは許されない。事実千葉には6勝差、栃木には4勝差をつけられているだけに、直接対決で何とか差を縮めたいところだ。

 しかし、天皇杯3連覇を果たした千葉の勢いはとどまるところを知らない。持ち前のアーリーオフェンスで畳みかけるオフェンス力はそのままに、今の千葉には相手のペースになっても、ディフェンスから盛り返していく力がある。天皇杯決勝戦後の記者会見で、大野篤史ヘッドコーチは、「ファイナルラウンドではどの試合も相手のリズムの中で戦っていた。それをチームの団結力、負けないという思いで我慢ができるようになった」と、チームの成長を感じるとともに大会を総括している。

 対するA東京は前節、秋田ノーザンハピネッツに81-72で勝利したものの、第4クォーターの開始までは55-54と秋田の激しいディフェンスに苦しんだ。最終クォーターは馬場雄大ミルコ・ビエリツァ安藤誓哉の連続得点で振り切り、連敗は阻止した形になった。

 両クラブの対戦は今シーズン3回目。前回は昨年の12月15、16日と駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われ、初戦は76-72とA東京が先勝するも、第2戦は千葉が76-71と勝利して、痛み分けに終わっている。天皇杯準決勝同様の熱い戦いはともに5点差以内での決着と一瞬の隙も見せられないものとなっている。先週は主力とHCを「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」に送り込んでいただけに、どこまで今回の対戦に準備ができているかも見逃せない。どちらにせよ、1つのミスが命取りになるほど、緊迫した試合内容が予想される。

文=入江美紀雄

■ロースター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩
トレイ・ジョーンズ
大宮宏正
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭
ギャビン・エドワーズ
石井講祐
原修太
小野龍猛

・A東京(ヘッドコーチ:ルカ・パヴィチェヴィッチ)
小島元基
齋藤拓実
安藤誓哉
馬場雄大
正中岳城
ザック・バランスキー
菊地祥平
竹内譲次
田中大貴
ジャワッド・ウィリアムズ
ミルコ・ビエリツァ
アレックス・カーク
シェーファーアヴィ幸樹
平岩玄

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