2019.01.23

新潟アルビレックスBBに挑む富山グラウジーズ、“オールスタートリオ”の活躍で難敵撃破なるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

新潟アルビレックスBBvs富山グラウジーズ(@シティホールプラザアオーレ長岡)
1月23日19時5分

 前半戦は中地区で堂々の主役を張った新潟アルビレックスBBシーホース三河と対戦した前節も、第3クォーターまではクロスゲームだったが、第4クォーターで2点を先取された後に23-0のビッグランを披露する快勝だった。ベンチ入りの11人全員が出場し、うち10人が得点をマーク。山口祐希も今季初フィールドゴール成功を記録した。この試合で負傷した上江田勇樹は、右足前距腓靭帯損傷で全治約3週間と診断されたが、タイムシェアを少しずつ進めている中での6連勝に、チームのムードは高まっているに違いない。

 第17節以来のホームゲームとなる新潟が迎え撃つのは、その第17節で激突した富山グラウジーズ。前節の川崎ブレイブサンダース戦は相手のドライブとパスワークに翻ろうされ、一方で自慢のオフェンスは後半に止められてしまい、20点差の完敗を喫した。ただ、地元開催となった「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」では大塚裕土が6本の3ポイントを炸裂させ、計24得点でMVPに輝いたのは明るい話題だ。ただし、前回の対戦は新潟が盤石の連勝。2戦目は富山がリードする時間帯も長かったが、勝負どころでは新潟が強みを発揮した。古巣を相手に、2戦とも2ケタ得点を挙げた上江田は今節欠場。当然ながらベンチメンバーの働きが不可欠になってくるが、前節の三河戦で唯一得点のなかった石井峻平にとってはアピールのチャンスでもある。

 富山では、やはり大塚と宇都直輝水戸健史の“オールスタートリオ”に期待がかかる。前回対戦のようにオフェンス力のある外国籍選手2人のどちらかの得点が伸びない場合、その分を日本人選手がカバーしなければならず、必然的に主力の3人に得点が求められる。その中でも、大塚の爆発的なシュート力は新潟にとっても脅威のはずだ。オールスターMVPの余勢を駆って敵地に乗りこみ、難敵を撃破できるか要注目だ。

文=吉川哲彦

■ロースター
・新潟(ヘッドコーチ:庄司和広)
山口祐希
柏木真介
五十嵐圭
鵜澤潤
石井峻平
渡辺竜之佑
森井健太
上江田勇樹
池田雄一
ラモント・ハミルトン
ダバンテ・ガードナー

・富山(ヘッドコーチ:ドナルド・ベック)
レオ・ライオンズ
船生誠也
阿部友和
山田大治
水戸健史
宇都直輝
比留木謙司
大塚裕土
葛原大智
青野文彦
ジョシュア・スミス
前田悟
松山駿

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO