2020.01.04
12月25日、Bリーグの大河正明チェアマンは、毎週水曜日、渋谷のラジオでオンエアする『渋谷でエアボール』に生出演し、バスケットボールキングの入江美紀雄編集長を相手に、日本バスケ界にとって激動の1年となった2019年を振り返るとともに、2020年、そしてポストオリンピックに対する想いを大いに語った。
まず、自力での出場は21年ぶりとなるワールドカップについて問われると「ワールドカップに出る出ないで、大きく日本のバスケットボール界が変わってくると思っていましたから、4連敗した時には非常に心配しました」と本音を覗かせつつ、「フリオ・ラマスヘッドコーチ、東野智弥技術委員長ともに全く諦めていないというか、八村塁(当時ゴンザガ大学、現ワシントン・ウィザーズ)が戻ってきて、ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)が帰化したら、オーストラリアに勝てるつもりで私に話をしていました」と苦笑し、「さすがにオーストラリアは難しいんじゃないと思っていましたが、”千葉の奇跡”とも言われていますけれど、本当に信じてやってきて良かったなあと思いますね」と改めて、大勢のファンの声援や選手スタッフ個々の奮闘により奇跡的に出場を果たした男子日本代表の活躍に目を細めた。
また、ワールドカップ本戦については「八村選手が直前に熱を出したりということもありましたが…」と前置きしつつ、「やはり(相手に)気後れしている部分、試合の最初の出だしで離されるところはありました」と国際試合での経験の少なさ、勝負に対する姿勢の甘さに言及。「2戦目のチェコは、しっかりやれば勝てるというなんとなくの手ごたえはありましたが、オリンピックでベスト8以上に入るためにはヨーロッパや南米から1勝しなければならない。そういう意味では月並みかもしれないけれど、良い経験が出来たと思いますね」と総括した。
バスケ界に留まらず、日本スポーツ界についてのビッグニュースとなった八村選手のNBAドラフト1巡目9位でのピックアップについては、「日本のバスケットボール史上一番のトピックスですね」と喜びを見せると、「この活躍については、八村選手の持って生まれた才能だと思うこともあるかもしれませんが、高校時代からを卒業後アメリカの大学に進み、言葉の壁にも苦しみながら著しい成長を遂げましたよね。この成長がNBAでの成功につながっていると思います」と持論を述べ、「日本から第二、第三の八村塁を出すにはやはり高校、大学でいかに伸ばすことができるかこれが大きな課題になりそうですね」と語った。
2020年以降の話や、ラジオ出演中に行っているウインターカップの話題では「ユーロリーグでは10代の選手が活躍していますし、ウインターカップはウインターカップで良いのだけれど、ウインターカップを突き抜けて世界を目指すような選手がいたりすることが日本のバスケの発展につながるかもしれませんね」と若い世代が2023年のワールドカッピや2024年のオリンピックに出場できるようになればねと笑顔で語った。
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