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12月29日、武蔵野の森総合スポーツプラザで「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の男子決勝戦が行われ、福岡第一高校と福岡大学附属大濠高校(ともに福岡県)が対戦した。
史上初となる福岡県勢同士の決勝戦、先手を取ったのは連覇を狙う福岡第一。クベマ ジョセフ スティーブ(3年)のインサイドを中心に攻め立て、開始約4分で10-4とする。福大大濠は横地聖真、田邉太一(ともに3年)が得点を挙げるも、リバウンドで主導権を握られて追いかける展開。第1クォーター残り2分12秒からは、小川麻斗(3年)にバスケットカウントと3ポイントを決められ、第1クォーターは23-14と福岡第一リードで終了した。
第2クォーター、福岡第一は内尾聡理、神田壮一郎(ともに3年)にも得点が生まれ突き放しにかかる。序盤で12-3とすると、守備ではスティーブのブロックショットが光り、同クォーター残り3分47秒時点で20点まで点差を広げた。しかし、その後は福大大濠もキャプテンの西田公陽(3年)を中心に追いすがり、42-29で前半を終えた。
福岡第一は、後半開始早々からスティーブが連続得点をマーク。福大大濠はたまらずタイムアウトを取って試合を止める。すると、流れは徐々に福大大濠へ傾き、木林優(3年)、平松克樹(2年)らの得点で差を詰める。第3クォーター残り33秒からは速い展開から連続7得点を記録し、59-48で最後の10分間を迎えた。
連続失点を喫した福岡第一だが、最終クォーターでも序盤から内尾の3ポイントなどで連続得点。15点リードに戻すと、河村勇輝(3年)を起点とした速攻から神田がレイアップを沈めた。追いつきたい福大大濠は、木林の3ポイント、田邉のフリースローなどで加点し、試合終了残り4分10秒で69-59。さらには横地のフリースローで1ケタ点差としたが、河村のミドルシュート、スティーブのインサイドで福岡第一が持ち直す。
その後は福岡第一がオフェンスリバウンドを拾って相手の反撃を食い止め、最終スコア75-68でタイムアップ。福岡第一が大会連覇を達成するとともに、インターハイとの2冠を成し遂げた。
【試合結果】
福岡第一高校 75-68 福岡大学附属大濠高校(@武蔵野の森総合スポーツプラザ)
福岡第一|23|19|17|16|=75
福大大濠|14|15|19|20|=68