2020.01.30

バスケ界のレジェンドをしのび、Bリーグ各クラブが哀悼の意をささげる

黙とうをささげる千葉ジェッツの選手たち[写真]=B.LEAGUE
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 1月27日(現地時間26日)に起きたヘリコプターの墜落事故により、NBAのレジェンドであるコービー・ブライアントが急逝した。NBAを中心としたバスケ界からはもちろん、世界中から追悼の声が相次ぐ中、29日に行われたB1、B2の試合においてもチームや選手たちがさまざまな形でコービーを含む犠牲者の方々に哀悼の意をささげた。

 多くの会場で試合前にコービーの背番号にちなんだ「24」秒の黙とうがささげられ、滋賀レイクスターズと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの1戦では、試合開始直後に24秒のショットクロックバイオレーションと8秒バイオレーションを行い、レジェンドを追悼した。

バイオレーションで追悼の意を表した滋賀と名古屋[写真]=B.LEAGUE

 滋賀の選手たちはクラブ公式サイトを通じて追悼コメントを掲載。コービーと同時期にNBAでプレーしていたジェフ・エアーズは「彼がバスケットボールを通して我々に与えてくれたものは本当に大きい。自分自身もカリフォルニアで彼のプレーを見ながら育った。だからこそ彼のところまでは届かないかもしれないが、自分ができることをバスケットボールを通してできることに感謝し、色々な人に力を与えながらプレーしていきたい」と話している。

 また、青森ワッツアンジェロ・チョルマーカス・ダブ茨城ロボッツとの試合で、黄色と紫のレイカーズカラーのバッシュを着用。ダブのバッシュには“R.I.P. KOBE” “MAMBA 4 EVER” といった、亡くなったコービーをしのぶ言葉が記されていた。

青森のダブはレジェンドへの想いをバッシュにこめた[写真]=B.LEAGUE

 この試合で23得点を記録してチームを勝利に導いたダブは、クラブの公式サイトを通じて「自分がカリフォルニア州ロサンゼルス出身なので、小さい頃からレイカーズの試合を観ていてファンだったので、自分がしっかりプレーすることで彼に何か伝えられるのではないかと思い一生懸命プレーした」とレジェンドへの想いを話した。

 突然の悲劇に世界中の人々が悲しみ、コービーを含む犠牲者の方々の冥福を祈っている。

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