2022.08.29

「Red Bull Half Court Japan Final」が開催…男子はBEEFMAN、女子はG FLOWが優勝

「Red Bull Half Court Japan Final」が横浜赤レンガ倉庫で開催された[写真]=Suguru Saito / Red Bull Content Pool
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 レッドブルは8月28日、世界規模の3x3ストリートボールイベントの日本代表決定戦「Red Bull Half Court Japan Final」を横浜赤レンガ倉庫で開催した。

 日本では今年初めて女子部門も開催し、Japan Finalには全国7カ所で開催した地区予選(女子は3カ所)とLast Chance Qualifierを勝ち抜いた男子8チームと女子4チームが出場。のべ2500人が観戦する中、男子はBEEFMAN、女子はG FLOWと、ともに横浜市に拠点を持つチームが9月30日〜10月1日にエジプト・カイロで開催予定の「Red Bull Half Court World Final」出場権を獲得した。

 女子初代優勝チームとなったG FLOWの矢上若菜は「こんなにいいロケーションでこの様に大勢の人々の前でいいプレーを見せられたのでうれしいです。World Finalでは雰囲気いい明るいチームという強みを生かして戦います」とコメント。また、BEEFMANの野呂竜比人は「弊社はランドマークタワーにあり、ここは僕たちのホームコートなので、みんなの前で勝ち切れたことがすごくうれしいです。3x3は何が起こるか分からないです。準決勝のオーバータイムでミスしたのですが、皆がカバーしてくれたことでチーム力がさらに上がったと感じましたし、その流れで優勝できたのだと思います。World Finalでも結果を残せるように皆で頑張ります」と語った。

男子優勝のBEEFMAN[写真]=Suguru Saito / Red Bull Content Pool

「Red Bull Half Court」は、世界中のストリートボーラーたちのために2017年からスタートした3x3バスケットボールのグローバル・ストリートボールトーナメント。FIBAのルールを元に「総得点が多いチームが勝ち上がれる」諦めない根性を成功へと導く大逆転システムを組み込んだ独自ルールで試合を行う。

 まず4チーム総当たり戦を行う予選では1勝につき5ポイント獲得できるが、それとは別に3試合合計得点最多のチームには「オウン・ザ・コートボーナス」として6ポイントが与えられる。例えば、予選の戦績が2勝1敗でもボーナスを獲得すれば16ポイントとなり、予選3戦全勝(15ポイント)のチームを上回ることが可能となる。

 試合は規定時間10分の終了前に21ポイントを先に獲得したチームの勝利となるが、予選の上位2チームが勝ち上がるため、逆転を目指してどのチームも1ポイントを獲得しようと最後の最後まで戦い抜くこととなる。「Japan Final」でも、予選後にセミファイナル、ファイナルを開催する予定だったが、天候の関係で最初からトーナメントのノックアウト方式で行うこととなった。

女子優勝のG FLOW[写真]=Suguru Saito / Red Bull Content Pool

 男子の決勝はBEEFMANとトライフープ岡山が対戦。岡山が先制するもBEEFMANが追い上げ、その後はリードする展開に。中盤には岡山が迫力あるアリウープを決め、2点差まで追い上げるも、その後BEEFMANが2ポイントシュートで効率よく得点を重ねた。最後には残り28秒にBEEFMANが2ポイントシュートを決め、21-13でノックアウト勝利。見事「Red Bull Half Court World Final」への出場権を獲得した。

 女子の決勝はOWLSとG FLOWが対戦。G FLOWは試合開始から主導権を握り、開始1分で4点リード。OWLSも食い下がるが、最後は残り21秒のタイミングでG FLOWが2ポイントシュートを沈め、21-10でノックアウト勝利を飾った。G FLOWは「Red Bull Half Court 2022 World Final」への出場権を獲得するとともに、「Red Bull Half Court Japan Final」の女子初代優勝チームとなった。

横浜赤レンガ倉庫で開催された大会には、のべ2500人の観客が足を運んだ[写真]=Jason Halayko / Red Bull Content Pool